【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
サザンオールスターズ の 東京VICTORY です。
この記事では「東京VICTORY」について
楽曲全体のイメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で考察!
歌詞に込められた深いメッセージと共にこの歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
歌詞の意味を考察!この歌に込められた深いメッセージとは?
日本を代表する男女混成5人組ロックバンド「サザンオールスターズ」が
2014年に発表した、彼らの55作目のシングル曲。
今回は、いきなり歌詞考察に入ります。
まずは印象的な歌詞をご覧ください。
時を駆けるよtime goes round
変わりゆくmy hometown
ほしが流れるように
夢の未来へspace goes round
友よforever young
みんな頑張って
それ行けget the chance!!
「東京VICTORY」 サザンオールスターズ
果てしない空と海の青さに胸が騒ぐ
幸せ求めて人は出逢い愛を交わす
こんな争い事や不安に満ちた世の中だけど
時を駆けるよtime goes round
麗しmy hometown
恋の花咲く都
回る 回るよspace goes round
明日へのwinning run
風になりたくて
翔び立てone more chance!
「東京VICTORY」 サザンオールスターズ
私を抱きしめ守ってくれた人はもういない
希望の灯火 それは金に光る一番星
どうせ生まれたからにゃ いのちの限り旅を続けよう
時を駆けるよtime goes round
変わりゆくmy hometown
川の流れのように
ビルの街にもrising sun
勝利のfinal countdown
自分を追い越して
それ行けget the chance!
「東京VICTORY」 サザンオールスターズ
時が止まったままの
あの日のmy hometown
二度と戻れぬ故郷
夢の未来へspace goes round
友よforever young
みんな頑張って
Tokyo, the world is one!
We got the victory
「東京VICTORY」 サザンオールスターズ
歌詞を見てみると、全体を通して”世界を舞台にして自らの持てる力を如何なく発揮し頑張るアスリートたちに向けての応援メッセージソング”といった印象ですね。
実際のところ、2014年、2018年に開催された「アジア競技大会」のテーマソングであり、その先にある“2020年東京オリンピック”を意識した楽曲ではあるものの、歌詞を読み解くほどに単にアスリートだけをターゲットにしたものではないように筆者は感じました。
どうしてそう感じたのか?
歌詞の最後に登場する“Tokyo”の部分を一人称(私・私たち)、さらには“Human”に置き換えてもちゃんと意味が通じるから。というのがその理由です。
それは、楽曲制作者の桑田佳祐さんの言葉にも由来しています。
「タイトルは東京ですけど、それぞれ自分の故郷を大切にしようと思っていただけたら」
「これからは皆が元気で笑顔で日本中が住みやすい街になっていかないといけない」
「人は皆、多くの問題を抱えているけど、決して後ろ向きにならずに“VICTORY”な気持ちを持って前を向いて行こう」
このことを踏まえ、歌詞全体を考察すると
こんな感じになるでしょう。
人は皆“唯一無二”の存在。それぞれがナンバーワンであり、オンリーワン。
たとえどれだけ街並みが変わっても、どんな時代になっても
そのことだけは決して変わらない。
夢や希望を抱き、心に決めた“ゴール”を目指して
愛する人や支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れずに。
それが、人々を本当の“VICTORY”へと導いていく
歌詞考察は、ここまで。
この後は「総合考察」として、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした「今、大切なのは“勝つこと”ではなく“克つこと”」の真意をお伝えします。
総合考察:「今、大切なのは“勝つこと”ではなく“克つこと”」の真意
国際大会が行われる度、日本選手の“メダル獲得”に多くの人々が歓喜し
毎回のことですがメディアはそのことばかりをエンドレスに報道しています。
特に金メダルを獲得した選手においては、家族や指導した監督やコーチ、先輩、後輩、学生時代によく訪れた食堂やレストランの店主、ただのクラスメイトなどがテレビに駆り出され、当時の様子や秘話などを語るなどを放送し、視聴率を稼ごうと必死になっているようですね…
一方で、期待に応えることができず苦汁を味わい号泣する選手や、度重なる誤審などについては、SNS上においてまぁ目を覆いたくなるような罵詈雑言や誹謗中傷の雨あられ…
アスリートの皆さんにおいては、開催中の大会の最前線にあって、様々な横槍や雑言などに心を奪われないよう細心の注意を払いながら「自らのポテンシャルを信じて最高のパフォーマンスを行うこと」は計り知れないほどのプレッシャーだと筆者は思うのです。
それに呼応し“何とかして彼らのポテンシャルを最大限に発揮してもらいたい”と、選手たちのメンタルケアに気を遣うコーチや大会関係者の尽力には本当に頭が下がる思いですが、それでもまだ誹謗中傷している輩がいることを考えた時、選手に贈るのは「エール」だけで十分であり「イヤごと」を送ってどうする気なのだろう?といった感情が湧き立ち、とても不快に感じました。
ここでよく考えてもらいたいのが
現状を支配している思考は「限りなく戦時中に近い」ということです。
言い換えると「戦の考え方でオリンピックを観ている人が多い」ということ。
戦の考え方で観ているオリンピック。
平たくいえば「爺さんが始めて、オヤジが指示して、若者が駆り出される」という考え方で、オリンピックを観ているということです。
「絶対金メダルを獲りたい」と語っている選手もいましたが、事の本質は違うと私は考えます。夢や望みは高い方がいいですが、実際のところは「これまでの経験に裏付けられるもの」であり、物事に絶対はないことを考えた場合、その答えは「メディアに言わされている」。
それに今、選手たちが自分たちのパフォーマンスを通して
私たちに伝えたいことは「金メダルを獲ること」や「勝負に勝つこと」ではありません。
最高のパフォーマンスを行い勝ち進むことやメダルを獲得することで、苦しい中でも「どんなにプレッシャーを感じても、それをバネにして心を強くし、これまでの自分に克つこと」が何より大切なことなのだというメッセージだと筆者は考えます。
それを受けて今、私たちにとって大切なのは、“マウント”や“論破”などといったくだらない「勝つこと」に拘るのではなく、何事においても決して挫けず立ち向かうといった「克つこと」に拘り、自分自身の心にエールを贈ること。
それが、延いては
今を生きる私たちにおいての何よりの勇気となり、力になるのだと筆者は考えます。
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
今、大切なのは“勝つこと”ではなく“克つこと”の真意です。
まとめ
今回は サザンオールスターズ の 東京VICTORY について
楽曲全体のイメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で考察!
歌詞に込められた深いメッセージと共にこの歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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