
【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回は、Saucy Dogの楽曲「くせげ」を考察します。
▶はじめに

Saucy Dogの楽曲「くせげ」は、
清原果耶さん主演のドラマ「マイダイアリー」の主題歌です。

爽快なギターサウンドが心地よく耳に届き、
聴き込むほどに誰もが記憶や心の片隅に残る
“青春”の甘酸っぱさや切なさを想起させてくれる——
そんな楽曲だと筆者は感じました。
この記事では、楽曲のイメージやタイトル、歌詞の意味を丁寧に深掘りし、
この歌に込められた深いメッセージを紐解いていきます。
どうぞ最後までご覧ください。
▶「くせげ」から感じた情景イメージ

初めてこの曲を耳にしたとき、浮かんだのは“ツーショット写真”の情景でした。

少し色あせたアルバムを開くと、
そこに並ぶ笑顔や空気感が音楽とともに蘇る。
そして、紡がれていくメロディーが、
その記憶に光を差し込むフィルターのように感じられました。
あなたも、この曲を聴いたとき、
自分だけの思い出のページがめくれるような感覚を
覚えるのではないでしょうか。
▶歌詞の意味を徹底考察!

それでは歌詞考察に入りましょう。
※本記事では、JASRAC管理楽曲のため、歌詞全文を掲載していません。
歌詞の世界観を詳しく知りたい方は、
音楽配信サービスや歌詞検索サイトでご確認ください。
歌詞をたどると、こんな物語が描かれています。
- ある日、埃をかぶった日記を見つけ、ページを開くと当時の思い出が蘇る
- 何気ない日常の中で、ふと気づいた“くせげ”の存在
- 君という存在と出逢ってから、それが妙に気になってしまう
- 気づけば自分のこと以上に君のことが気になるようになった
- 月日が経ってあらためて『これが成長というものなのだ』と感じた
- 今となっては君は遠い存在になってしまったけれど、くせげや日記を開くたびに思い出が蘇り、記憶を大切に抱いていこうと思える
つまりこの歌は、
「個性を受け入れ、記憶と共に生きる」ことの尊さを伝えているのです。
▶楽曲タイトル「くせげ」が意味するもの

意味合い的には「天然パーマ」と近く、
タイトルが「天パ」でも良かったのでは?
――そう思う方もいるかもしれません。
けれども「くせげ」と「天然パーマ」は同じように見えて実は異なります。
髪の質感や環境要因、先天性・後天性などの違いがあり、まさに“似て非なるもの”。
この「似て非なるもの」という視点を人間に重ね合わせると、
浮かび上がるのは「個性」という言葉です。

人は成長の中で、多くの出会いや別れ、喜びや悲しみを経験します。
それらをただの「通過点」として消費するのではなく、
心に積み重ねて「経験」として培うことで、
その人だけの個性が育まれていきます。

さらに大切なのは、多方向から自分を見つめること。
- 「私から見た友人」
- 「友人から見た私」
- 「私から見た他者」
- 「他者から見た私」
こうした双方向・多方向の視点を持つことで「本当の私」に気づき、
その素直な気持ちを心のダイアリーへ紡いでいけるのです。

出会いと別れは必然だからこそ、それぞれの“唯一無二の個性”を大切に。
出会えたことの喜び、別れの悲しみ。
そのすべてを「経験」として抱きしめ、前へ進む。
――「くせげ」というタイトルには、
そんな人生への想いが込められているのではないでしょうか。
まとめ

今回は、Saucy Dogの楽曲「くせげ」を徹底考察しました。
「くせげ」は、誰もが抱える小さな癖や心の揺れを肯定し、
過去の記憶や出会いの意味をやさしく照らす歌です。
日々の中で自分の弱さに立ち止まりそうなとき、
この曲は「それもあなたの一部だ」と背中を押してくれます。

――どうかこの曲を、あなたが“コンプレックス”で苦しんだ時に。
きっと、心の苦しみや痛みを和らげてくれるはずです。
なぜなら――
あなたの“個性”を愛おしむことが、明日への一歩につながるのだから。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
他にも彼らの楽曲を考察しています。
そちらもぜひ、ご覧くださいね。







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