【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
スガシカオ さんの Progress です。
歌詞の意味を総合的に考察し
現世において「一歩前に進むことを怖がる」あなたへのメッセージをお伝えします。
大地をしっかりと踏みしめ、勢いをつけてジャンプするイメージのメロディー
2006年に発表された、彼の7枚目のアルバム「PARADE」のラストを飾るこの曲。
NHKで放送されている「プロフェッショナル~仕事の流儀~」の主題歌としてだけ結成されたバンド「kokua」名義でシングルカットされています。
イントロのギターの音色は、閉塞感漂う現世において動けないでいる人たちの心のもどかしさが表されているように感じられ、Aメロからサビへと進むにつれてすべての演奏が始まっていく部分に「一歩前に進む勇気を蓄えている」様子が窺えます。
そしてサビの部分でその想いを昇華させ、自らの足で大地をしっかりと踏みしめ、勢いをつけてジャンプするイメージが浮かぶ。そんな楽曲です。
5分50秒という比較的長い楽曲ではありますが
自分自身の気持ちと向き合い、自信と勇気を抱きながら
ゆっくりと確実に未来へ進もうとする姿を想起させるには十分だと筆者は考えます。
さあ この5分50秒を聴き込みながら感じ取った
現世につながる想い、そして「一歩前に進むことを怖がる」あなたへのメッセージを
次の章の「歌詞の総合考察」で解説していきます。
歌詞の意味を総合考察!「後悔して退くより反省して進もう」の真意
「Progress」の歌詞の中で特に印象的な部分は
やはりサビのこの部分ではないでしょうか。
ずっと探していた 理想の自分って
引用元-J-lyricjp
もうちょっとカッコよかったけれど
ぼくが歩いてきた 日々と道のりを
ほんとは“ジブン”っていうらしい
ねぇ ぼくらがユメ見たのって
引用元-J-lyricjp
誰かと同じ色の未来じゃない
誰も知らない世界へ向かっていく勇気を
“ミライ”っていうらしい
世界中にあふれているため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ…
“あと一歩だけ、前に 進もう”
この2つのサビに描かれた人物像は
決して大きな成功を収めた人ではなく、名を馳せた偉い人などでもない。
不器用ながらも懸命に今を生きている「あなた」のことです。
何をやっても上手くいかない
思うように事が進まない
思っていることが伝えられずにモジモジしている
結果として、ため息と後悔ばかりが増えて言葉数と行動が減り
気がつけば「あ~あ…自分は何をやっているのだろう」が口癖になってしまう…
そんな経験、あなたにもあるでしょう。
この歌のサビの部分が印象に残るのは
「一歩前に進むことを怖がる」あなたへのメッセージだからだと筆者は考えます。
後悔することを恐れ、一歩前に進むことがなかなかできずその場で立ちすくんでいるあなたに「自分とは何か」、「未来とは何か」を伝えてくれている。そんな風に感じるからこそ印象に残るのではないでしょうか。
この世に生まれ、たくさんの人の愛に育まれて生きてきた
「ジブン」という存在を愛してほしい。
そして、唯一無二のあなたの「ミライ」を自信と勇気を以て歩いて行ってほしい。
たとえ数㎝であっても、一歩踏み出すことで目の前に広がる景色や風の流れが変わる。
一歩進むことで次の一歩が見えてくる。止まっていた時間の流れがまた時を刻み始める…
カッコよくなくてもいいから、ありのままのジブンで前へ進もう!
そんな想いを、この歌は伝えているのだと筆者は考えます。
そして、この想いこそがこの歌が伝えたい想いの本質とした
後悔して退くより反省して進もう へとつながっていきます。
後悔は「過去を憂うこと」であり
反省は「未来を見据えること」です。
この2つの言葉の真ん中に「現状のあなたがいる」と考えた場合、あなたは何を思うのか。
周りの空気や他人の評価に怯え、流されてしまい、
自分では思ってもみなかった状況へと追いやられてしまったあなた…
「こうしておけばよかった」、「こんなこともできた」などど思っているうちに、どんどん周りから離れて行くように感じてしまいます。
「置いてけぼり」といった感じになって、しんどくなってしまいますよね…
ある意味「あなたが立ち止まっている」ようにも見える状況ですが
決してあなたは「立ち止まって」はいません。歩みを進めてはいます。
でも「置いてけぼり」感が否めない。
どうして、そう感じてしまうのか? それは
「周りが先を進んでいる」のではなく
「あなたが後戻りをしている」からではないでしょうか。
時間の流れは誰にも止められません。
(「電池を抜けば止まるよ」という方は、はっきり言いますが人として論外です)
あなたがこれまでに歩んで来た道のりも消えることはありませんが
変えることのできない過去を引きずって歩くほどの余裕などないはずです。
大切なのは
現状抱えている重荷を一旦下ろして
さぁこれからどうしていくのか になります。
「過去にしてしまった失敗などを憂いてばかりいては何も進まない」のは
あなたもよく分かっていることでしょう。
そういったことは「何がいけなかったのか」、「どうして上手くいかなかったのか」などをしっかりと見極め、反省することで何かのきっかけを掴むことができる。
筆者はそう考えます。
だからこそ
(後悔しても)他人と過去は変えられないが
(反省することで)自分と未来は変えられる
になるのです。
「やらないで後悔するよりも、やって後悔する方が良い」という言葉は
後悔ばかりが先に立つイメージになりますが
この歌が伝えたい想いの本質をふまえ、筆者が言葉にするならば
「やらないで後悔するよりも、やって経験にして未来へ進む方が良い」になります。
チャレンジすることに年齢・性別は関係ありません。
失敗も体験から経験へと変化させればいいのです。
その経験を活かして、あなたが信じる未来へと進んでいきましょう!
まとめ
今回は スガシカオ さんの Progress について
歌詞の意味を総合的に考察し、この歌が伝えたい想いの本質から
「一歩前に進むことを怖がる」あなたへのメッセージをお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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