【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
Omoinotake の ラストノート です。
この記事では「ラストノート」について
曲のイメージや歌詞の意味などを筆者独自の視点で徹底考察!
この歌に込められた深いメッセージと共に伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を初めて聴いた筆者のイメージ・感想
レトロチックなメロディと繊細かつ感情豊かなビブラートが心を揺さぶる、日本の男性3ピースバンド「Omoinotake」が発表したこの曲は、竜星涼・八木莉可子主演のNTV系ドラマ「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」の主題歌として書き下ろされたものです。
「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」とは?
5年前、正体不明の人物に父を殺害された元警察官の兄・渡良瀬貴一(竜星涼)と天才ホワイトハッカーの妹・優貴(八木莉可子)が、巨大特殊詐欺グループ「幻獣」壊滅のため立ち向かう―バレたら一発、即THE ENDの潜入サスペンスエンターテインメント。
冒頭で耳に届く”嘆き”のような歌声と凍えるようなメロディが社会への憂い、人生への悲哀を感じさせ、サビへと向かうにつれて胸に仕舞い込んでいた感情が溢れ出すように感じられてきます。
そして、サビの部分では物悲しさの中に仄かな熱を感じさせ、深い闇の中からどこかにある”光”を求め、彷徨いながらも着実に歩を進めていこうとする姿が想起され、聴き込むほどに胸を熱くさせる不思議な魅力を感じさせる楽曲だと筆者は感じました。
楽曲タイトルから歌に込められた深いメッセージを探る
楽曲タイトル「ラストノート」
そのまま訳せば「最後のノート」であり、これまで書き記してきた想いや言葉などをまとめ上げ、綴じられたノートとして「遺書」だと思いがちですが、実際の意味は「香水をつけてから約2時間後~消えるまでの香り」とのこと。筆者は初めて知りました。
ドラマの中で展開される人間模様において
目には見えないけれど確かに存在する“香り”…
これを「ラストノート」として表していると筆者は考えます。
この意味を「香水が最も香っている時間」だとした場合、“限られた時間”や“切迫感”を想起させますが、香水が最も香っている時間が“過ぎた後”に残るものとは何なのか?といった疑問も湧いてきますよね。
現場に残された痕跡、事件のきな臭さ
獣と化した犯人たちの体臭、囚われの身となった人の血と汗
最愛の人を失った人の涙。
すべてが終わった時、目の前に広がる社会から香るもの。
それは決して爽やかなものではなく、むしろ後味の悪いもの。
筆者は「雨上がりの雑踏」だと考えました。
そして、そんな香り(臭い)が常態化していることに警鐘を鳴らし、事の本質を知り、善悪をしっかりと見極めることで、少しずつではあっても安息と笑顔に満ちた日常を取り戻そうといったメッセージが、この歌に込められているのではないかと筆者は考えます。
次の章「歌詞考察」では
“ラストノート=雨上がりの雑踏”といった視点を含め
この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ続きをご覧ください。
歌詞の意味を考察!”香り”の奥に潜む本質を見抜け!
さて、歌詞考察に入ります。
楽曲制作者のOmoinotakeから、歌詞についてこんなコメントが。
誰しもが少なからず周りを、時には自分自身の本心を欺瞞しながら、ありのまま生きられない辛さを抱えながら懸命に日々を生きている…そんな心の裏側に、少しでも寄り添えたらと思い、今回「ラストノート」という楽曲を書かせていただきました。
印象的な歌詞を一緒に見て行きましょう。
「ありのまま生きる」
たったそれだけができない僕らは
泣きたいのに笑う
「ラストノート」 Omoinotake
誰も裏の顔を知らない
月 表面ばかり見て「綺麗」だねと
決めつけきってる
逆から見たなら本当の醜い声が
そっと息を潜めてる
「ラストノート」 Omoinotake
「ありのまま生きる」
たったそれだけができない僕らは
泣きたいのに笑う
とうに引き裂かれたこの心に
誰か麻酔をかけて
欺いて生きて 嘘を振り撒いて
いつか正体さえ忘れてしまいそう
すべての噓が 揮発したなら
最後に残るのは 誰の香り
「ラストノート」 Omoinotake
歌詞の内容から、筆者独自の視点で行った考察をご覧ください。
人の心の中にある「良心と悪意」、「常識と非常識」は時としてその意味を逆転させ、あたかも“ずっとそうだった”ような顔をして蔓延るもの…ある意味において、純粋な心を持つ人が生きづらい世の中であり、それが「現世」なのではないでしょうか。
そんな純粋な心を持つ人が、苦しみから逃れるために被る“仮面”があるとすれば、Omoinotakeの皆さんのコメントの意味を踏まえた場合、それは「般若」ではないかと筆者は考えます。
皆さんもよく知っていることでしょう。この般若の表情。
上半分が悲しみを、下半分が怒りを表していて、何とも言えない程怖いですよね…
しかしながら、般若にはあまり知られていない真の表情があるのです。
般若は一見すると恐ろしい表情のように感じますが、元を辿ると能面のような無表情になり、「あらゆる物事の本質を理解し、最高の真理を認識する智慧」という意味が宿っているのです。
また、般若という名の香木も存在し、“辛苦の香味を放つ”特徴があり
雨上がりの雑踏から感じる臭いに似ているように筆者は感じました。
ここから人間が持ち得る「五感」について発想を飛ばし
さらに考察を進めていくと
人間において最後まで記憶に残る感覚が”嗅覚”であることが分かったのです。
以上のことから、ドラマの内容を踏まえ
歌詞の内容から筆者はこの歌が伝えたい想いの本質は
”香り”の奥に潜む本質を見抜け!だとしているのです。
まとめ
今回は Omoinotake の ラストノート について
曲のイメージや歌詞の意味などを筆者独自の視点で徹底考察!
この歌に込められた深いメッセージと共に伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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