【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
King&Prince の ツキヨミ です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお伝えするとともに、この楽曲から見えてくる「メンバー分裂」の真相に迫ります。
「情熱・哀愁・妖艶」複雑な人間模様を表すラテンのメロディー
2015年に結成された
平野紫耀、永瀬廉、高橋海人(Mr.King)と
岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹(Mr.Prince)による
日本の男性6人組アイドルグループ「King&Prince」
2021年に体調不良を理由に岩橋さんが脱退したことで
2022年11月21日現在、5人組ではありますが
それぞれの個性を活かして大活躍されていますよね。
この楽曲は、夏原武原案、黒丸原作の漫画を実写化。
メンバーの平野紫耀さんが主演するドラマ
「クロサギ」の主題歌として発表されました。
ドラマの概要・あらすじはコチラ。
15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎(平野紫耀)は、詐欺師への復讐を決意し、人を騙して金銭を奪うプロの詐欺師「シロサギ」を騙す詐欺師「クロサギ」として生きることを誓う。 表向きは誰にでも分け隔てなく接する好青年でありながら、実際には過去の出来事から誰も信じない、誰も頼らない孤独な人生を送っている。 そんな彼が様々な人間との出会いの中で自らの過去と向き合い、葛藤し、変容していく。
ラテンの情熱と妖艶さを基盤としながら曲の最初と最後にアコースティックギターが奏でるメロディーラインが何処か哀しげに響き、現世における複雑な人間模様を巧みに表すメロディーは聴き込むほどに熱く込み上げてくる感情を抑えられなくなるといった印象を筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!この歌が伝えたい想いの本質とメンバー分裂の真相とは
さて、注目の歌詞考察です。
前半は、楽曲やドラマの内容などをふまえた歌詞考察を行っていきます。
後半では、考察を行いながらタイトルにもある「メンバー分裂の真相」についても触れていきたいと考えますので、どうぞ最後までご覧ください。
潜んでる街に 月が妖しく傾いて昇る
きっと今夜 何か起こる
別々に持ち寄った寂しさに
愛なんてくだらない名前つけて
誤魔化して 何になる?
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-prince/tsukiyomi/
Aメロの部分の歌詞。
月が妖しく傾いて昇るとは
見えない力で誘われていく人の心を表していると筆者は考えます。
純真な人の悲しみや苦しみが生み出す寂しい心の隙間を巧みに突いてくる詐欺師の魔の手。
その手に握られているのは「見せかけの愛」。
それを救いの手だと信じ、裏切られて絶望へと追い遣られる人の姿を知っているからこそ、誰も信じられなくなってしまった。
すべて捨ててきた
心なんて 愛なんて 生きる邪魔をするだけ
もしも叶うなら
ろくでもない俺を消してくれ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-prince/tsukiyomi/
この部分の歌詞に、その心情が窺えますよね。
しかしながら、Bメロの部分には「人間として持ち合わせている心の弱さ」が感じられます。
憂いで沈みそうな その目で見ないで
近づけば この心が 壊れてしまうから
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-prince/tsukiyomi/
誰も愛さない、誰も信じない。そう強く心に誓ったとしても、そのことを心配し「どんなことがあっても私はあなたを支えるから」と告げた人のまっすぐな想いに心が揺らぐ…
この辺りで、主人公の本心が見え隠れしている様子が窺えます。
そして、サビへと向かっていきます。
愛は要らない 知らない
孤独でいたい 消えたい
見つめれば いつだって
悲しみの魔法に押し殺されてく
愛? 知らない
それでも未来 消さない
せめて今 君はこの嘘を見抜いて…
Blah Blah
サビ部分の前半4行から考察していきますね。
前半の2行は「クロサギとしての想い」であり
後半の2行には「その想いを持ち続ける理由」が表されていると筆者は考えます。
復讐を誓った自分には、愛などといったぬくもりは要らない。
復讐が終われば、ただ消えゆくのみ。それだけを信じて生きてきた。
そんな自分がまた人のぬくもりを感じ、愛してしまうとしたら、自分を信じて支えてくれるあなたのその瞳を曇らせ悲しませてしまうことになる。
それがイヤだから… こんな感じでしょうか。
そして、後半の4行の考察。
この嘘を見抜いての「嘘」とは
クロサギとしての想いが黒崎という人間の本心だということ。
だからこそ「未来を消さない」のであり、未来はきっと人を愛し、ぬくもりを感じながら生きていくのだという願いへとつながっていると筆者は考えます。
2番の歌詞では、強い信念を以て生きてきたクロサギの心が
次第に「黒崎」の心へと変化して行く様子が見て取れます。
一緒に見ていきましょう。
潜んでる街の 風に吹かれて
また今日も俺にDead or Aliveを突きつけてる
いま君が差し出した愛しさを
絶望に気づかないふりしたまま
飲み込んで 何になる?
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-prince/tsukiyomi/
Aメロの部分の考察です。
プロの詐欺師との戦いは息つく暇もなく、気を許すと命を落としかねない。
そんな戦いに君を巻き込んでしまうかもしれないと考えた時
その愛をそのまま受け入れる訳にはいかない。
こんな感じになるでしょう。
傷を隠してた
求め合って ぶつかって
生きてること知るだけ
もしも叶うなら
抜け出せない運命(とき)を止めてくれ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-prince/tsukiyomi/
自分の心の奥深くにある闇の部分に
本当の想いを隠していた。
これ以上傷つきたくないから…
自分を愛してくれる人をこれ以上誰も傷つけたくないから…
それでも愛してくれるなら
過去に縛られた私の心を光の向こうへ解き放ってくれ!
こんな想いが感じられるでしょう。
そして楽曲は、2番のサビを経てブリッジから大サビへと向かいますが、ブリッジ部分の歌詞にこの歌が伝えたい想いの本質と「メンバー分裂の真相」が見えるように筆者は感じます。
いよいよ大詰め。一緒に見ていきましょう。
もつれた嘘
絡まる有象無象の人の業で濁る希望
本当の愛に触れられたら
逃れられない深い闇が
砕け散って 終わってしまえばいい…
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/king-prince/tsukiyomi/
赤い太字で示した部分が「メンバー分裂の真相」につながっていると筆者は考えます。
有象無象とは「群がり集まった下らない人々」を指し、楽曲やドラマの内容からすると「シロサギたち」ということになりますが、これを現世に置き換えて考えた場合はどうでしょう?
自分たちの立場や地位、名声や名誉、権威などに群がる人々ということになるのではないでしょうか。
自分たちが抱く夢、それを応援してくれるティアラたちの想いと権力者たちの考え方との乖離が引き起こした今回のメンバー分裂。
「元々分かれて活動していたのだから」と簡単に割り切れるものではありませんよね。
自分たちの想いとは裏腹に、このまま飼い殺されてしまうかもしれないといった焦りと危機感に、応援してくれるティアラたちの想いと自分たちの可能性を信じて進もうとする強い決意が彼らを突き動かした結果、ゴール地点は同じでも目指す道の数を多くしたと考えると如何でしょう?
日本で、世界での活躍の場を。
彼らの熱い想いを包み込み、育んでいくことを拒んだ権力者たちの罪は重いと筆者は考えますが、彼らの今後の活躍が日本のみならず世界にも及ぶことが現実となったら、彼らは地球規模のアーティストへと昇り詰めることでしょう。
今、それぞれの光がまた1つに結集した先に大きく輝くことを願いたい。
優しく人々の心を癒すように照らす、夜空に輝く月のように…
闇夜を照らす月の光。その向こう側にある確かなぬくもりと愛を信じて
今、それぞれが抱く夢への想いに正直に、確かな愛を胸に前へ進もう。
ツキヨミとは「ツクヨミ」、月の神を表すものであると考えた時
この歌が伝えたい想いの本質は、ここにあるのではないかと筆者は考えます。
まとめ
今回は King&Prince の ツキヨミ
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質と
メンバー分裂の真相に迫る内容をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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