【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
アイナ・ジ・エンド さんの 宝者 です。
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をあなたに届けます。
悲喜交々の「宝物」を胸に抱き、新たな出発をする人の背中を優しく強く押してくれる歌
1994年、大阪府生まれ。履正社高校時代にはダンスがメインだったが、卒業後に友達の強い薦めで歌手になることを決意し上京。
ソロシンガーとして活動する中、バックダンサーやガールズグループBiSHにも所属し、マルチな才能を活かして活躍するハスキーボイスが特徴的な日本の女性シンガーソングライター「アイナ・ジ・エンド(飯谷愛菜)」さんが手掛けたこの曲。
楽曲は、西島秀俊、芦田愛菜主演のTBS系ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」の主題歌として書き下ろされました。
<ドラマのあらすじ>
世界的天才マエストロだったが音楽の世界から退くことになった父・夏目俊平(西島秀俊)。俊平とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていた娘・響(芦田愛菜)は、5年前の“ある事件”をきっかけに父と決別していた。ところが父が突然帰国することになり、気まずい同居生活が始まる。父としてもう一度娘と向き合う中で、5年前から時間が止まってしまっていた“娘の人生”を少しずつ動かし、親子の絆を再生していくアパッシオナートなヒューマンドラマ。
マエストロ:“maestro”と表記するイタリア語で、意味は「指揮者」。
アパッシオナート: “appassionato”と表記するイタリア語で、音楽の※「発想標語」の1つであり、意味は「激情的に」、「情熱的に」。
※発想標語…楽曲の作者から感情やイメージなどを共有し、フレーズなどをどう表現するのかを表した標語のこと。
楽曲について、アイナ・ジ・エンドさんは、こんな風にコメントを寄せています。
ありがとう と さよなら。出会い と 旅立ち。 人はこれを繰り返して生きていくんだなぁと改めて自分も考えさせられました。 そんなテーマで綴りました。 “大切な宝者”を思い浮かべて聴いていただけたら幸せです。
寂しさ、切なさ、優しさ、暖かさ
様々な人間模様で描かれる喜怒哀楽は、長い歳月を経て思い出となり、その源を辿れば「思い出をくれた人=宝者」へとつながっていく。
軽快なテンポは「一歩一歩確かめながら進んでいる様子」を想起させ、紡がれていくメロディーラインは「人生の歩みの中での1つの分岐点を示している」ようなイメージ。
これまでに贈られた悲喜交々の「宝物」を胸に抱き、新たな出発をする人の背中を優しく強く押してくれる…筆者はそう感じました。
歌詞の意味を考察!磨かれて輝く大人への階段
さて、歌詞考察に入ります。
全文については、コチラをご覧ください。
楽曲タイトル「宝者」
宝物ではなく「宝者」としているのは
形ではないものをくれた人を表すためだと筆者は考えます。
宝とは「思い出」を意味していて、嬉しいことばかりではなく、悲しいことや辛いことなど「これまで生きてきた中で経験したすべてのこと」になるのではないでしょうか。
このことを踏まえ、ドラマの内容から考察すれば、こんな感じになるでしょう。
ある出来事がきっかけとなり、埋めることができない程に深くめり込んだ溝。
解り合うことなく置き去りにされてしまった時間。
”取り返しのつかないことを取り返しに来た”父の「情熱」
”取り戻すことに素直になれない”娘の「激情」
この2つが交差し、重なり合う様子が、この歌詞には描かれていると筆者は考えます。
そして、いつの日か訪れるであろう「分かり合える日」には
心身共にあの頃よりもずっと成長した父と娘が
5年に亘る空虚な時間を「絆」で紡いで、笑顔を交わし合いながら埋め尽くしていく
ありがとう 宝者
掠れずに伝えたい
暖かいこころをくれたね
背中撫でるように
「宝者」アイナ・ジ・エンド
さよならね 宝者
さすらいの猫のように
わたしも自由に歩いていくわ
行かなきゃね
いつかの約束
「宝者」アイナ・ジ・エンド
かけがえのない父だからこそ、思い切り甘えたい
かけがえのない娘だからこそ、まっすぐな想いで進んでほしい
かけがえのない宝者だからこそ、ずっとその笑顔を忘れずに生きていたい…
そして、気になるフレーズ「いつかの約束」が何を意味しているのか?
それは…
お互いが「笑顔で巣立つ」ことなのではないかと筆者は考えます。
これが、筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
磨かれて輝く大人への階段 の 真意です。
まとめ
今回は アイナ・ジ・エンド さんの 宝者 について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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