【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
秦基博 さんの 残影 です。
歌詞の意味を考察し、この歌が届けたい想いをあなたに届けます。
悲しみと怒りに渦巻いた心にそっと寄り添い、優しく鎮めてくれるようなメロディー
テレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」の挿入歌として発表されたこの曲。
主題歌である[Alexandros]の「Baby’s Alright」を「動」とするならば
こちらの曲は紛れもなく「静」の曲。
不条理な形で最愛の人を亡くした悲しみと怒りが渦巻いた心を時折剝き出しにしてしまいそうになるのを、しっとりとしたメロディーラインがそっと寄り添い、優しく鎮めてくれるといった印象を筆者は受けました。
歌詞の意味を考察!追い続ける愛する人の幻影
さて、歌詞考察に入ります。
愛と憎悪、希望と絶望とが複雑に絡み合う心情が描かれた歌詞…
一緒に見ていきましょう。
あきらめられたなら いっそ楽になれるのに
どうしてこの手を伸ばすの 傷ついても
絶望はスコールみたいに 予告なく降り注ぎ
在ったはずの未来も奪われ 叫んだ空
「残影」作詞・作曲/秦基博
追いかけてる 夏に散った花火を
ずっと ひとり
「残影」作詞・作曲/秦基博
自分の信念を貫き通す自分のことを誇らしげに思い
何があっても前向きに生きることを誓い合ったにもかかわらず
不合の死を遂げた最愛の人…
幸せを奪われ、あまりにも不条理なことばかりを目の前に突き付けられ
怒りと悲しみに張り裂けそうになる胸の内を
今はただ空に向かって叫ぶことしかできないやるせなさ…
夏に散った花火というのが「残影」にあたるもの。
残影とは「面影」を意味する言葉であると考えたとき
この歌が伝えたい想いの本質が見えてきます。
さぁ。サビの部分に向かいましょう!
そう まだ光は 原色のままで
まばゆさに心を焦がしている
あの夏から止まない雨が
どれだけ孤独な今を突き刺しても
変わりはしない
「残影」作詞・作曲/秦基博
愛する人と過ごした日々は、今もなおキラキラと輝いている
その輝きが強過ぎることで一層心を苦しめ、悲しみが溢れ出し
時には目を背けたくなるかもしれない。
でも忘れたいとは思わない。忘れるなんて出来やしない。
だってそうだろう?
愛する人に「どんなことがあっても前向きに生きる」と誓ったのだから…
こんな感じになるでしょう。
引き続き、2番の歌詞を見ていきましょう。
いくつもの眠れない夜を
越えるのだとしても
それでもきっと選ぶだろう
同じ今日を
「残影」作詞・作曲/秦基博
掻き分けてく 人の波を
抗うように ひとり
「残影」作詞・作曲/秦基博
癒されることなくずっと抱えたままの想いに
眠れない夜を重ねたとしても決意は揺るがない。
「自分を捨てることが大人になることだ」という人がいるが
私はそうは思わない。
そんな人たちや社会に抗ってでも、事の善悪は自分で決める。
深い闇の中へ射し込んでくる一筋の光が、その想いを導いてくれる…
そう まだ痛みは 原色のままで
いたずらに心をえぐってくる
あの夏から止まない声が
いつでも前へと足を突き動かす
急かすように
「残影」作詞・作曲/秦基博
2番のサビの部分が、前半の歌詞の意味を回収する形になっています。
今回の考察から感じられたことは、主人公の想いの強さとひたむきさ。
その想いの中にあるのは
「自分という人間をありのまま認めてくれた人への恩返し」だと筆者は考えます。
不合の死を遂げ、道半ばで逝った愛する人の想いを自分の人生とともに背負って生きる。
月日が流れ、面影がいつしが幻影に変わっていくとしても
想いや誓いを胸に、命尽きるまで追い続けて生きたい…
その確固たる願いが、この歌が伝えたい想いの本質。
追い続ける愛する人の幻影 になると筆者は考えます。
まとめ
今回は
秦基博 さんの 残影 について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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