はじめに
愛し合い、求め合い、望んだからこそ授かった大切な宝物、赤ちゃん。
スヤスヤと眠る寝顔を見ているだけでも癒されますし、腕を振りまくったり笑ったりなど、ちょっとした仕草に喜びを噛みしめることも多いですよね(^.^)
しかしながら、赤ちゃんが成長するにつれ、新米ママとパパにはある「試練」が待ち受けています…
その1つが「夜泣き」です(^-^;
夜泣きに関しては、読んで字のごとく「夜に泣くこと」になるんですけど、これには「理由が分からず」という言葉が前に付きます。
ですから「ミルクを与えたら泣き止んで寝た」や「抱っこをすれば泣き止んで寝た」というのは厳密にいえば「夜泣きにはならない」んです…
私も実際に体験しましたけど、お昼間ずっと赤ちゃんにかかりっきりになっていたママを起こしてはいけないと、いろんな思いを巡らせながらあれやこれやとやってはみても、結局訳が分からないで、ただただ抱っこしていた記憶があります。
時にはソファーに座って抱っこしたまま赤ちゃんと一緒に過ごして、気がつけば朝だったこともありました…
夜って周りも静まり返っているので、赤ちゃんの泣き声ってやたらと響くんですよね…(>_<)
そんなことがあった次の日も、夜が近づくと「また夜泣きするかも…」て、内心ハラハラしてしまいましたし、考えただけで疲れてしまっていました…
「一体いつまでこの状況が続くんだろう…」といった不安も抱いたこともありますし、今、そういった不安や悩みを抱えているママやパパも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな経験をしている私の実体験に基づいた「パパができる赤ちゃんの夜泣き対処法」についてお伝えします(^.^)
夜泣きについては、結論からいうと「個人差はありますけど、成長するにつれて必ず治まります」。言い換えれば「先の見えないゴールではない」んです!
- 赤ちゃんの夜泣きは、いつからいつまで続くのか?
- 赤ちゃんはどうして夜泣きをするの?
という疑問から
- 夜泣きの時にパパができること
- 実体験に基づく赤ちゃんの夜泣き対処法
までの内容がよく分かり、ママやパパが抱えている悩みや不安が少なからず減ることは間違いありません!
「赤ちゃんの成長過程の1つ」と考えて、楽しみながら笑顔が溢れる子育てになるように、できるだけ分かりやすくお伝えしますので、安心していてください(^.^)
このことを押さえておくことで、赤ちゃんとのしっかりした絆が生まれ、ママとの愛も深まり、イクメンパパへの階段を確実に上っていけますので、どうぞ最後までご覧くださいね!
そもそも赤ちゃんの夜泣きは、いつからいつまで続くのか?
赤ちゃんの夜泣きは個人差がありますけど、成長するにつれて必ず無くなっていく。
とはいっても「一体いつまで続くんだろう…」と考えてしまうのはごもっともなことです。
ここでは「赤ちゃんの夜泣きは、一体いつからいつまで続くのか?」についてお話しますね(^-^)
夜泣きに関するデータによると、赤ちゃんの夜泣きが始まる時期は「生後6ヶ月頃から」で、夜泣きが治まる時期は「生後13ヶ月」が平均値とされています。
私の経験からお話すると、長男は生後4ヶ月頃から6ヶ月の終わりまで、長女は長くて生後3ヶ月の初めごろから始まって1歳2ヶ月の終わりまで夜泣きは続きました…(>_<)
1番早い子で生後0ヶ月で夜泣きが始まり、1番遅い子で4歳で夜泣きが治まるというデータもあり、このことからも「個人差」は分かりますよね(^-^;
■赤ちゃんは、どうして夜泣きをするの?
夜泣きについての時期や期間が分かったとして、それだけで夜泣きに関しての悩みや不安が解消される訳ではありませんよね。
今度は「赤ちゃんはどうして夜泣きをするのか?」という疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
ここでは「赤ちゃんが夜泣きをする要因」について、様々な視点から一緒に考えていきましょう!
ではまず、赤ちゃんの夜泣きの要因になりそうなことって、あなたは何を思い浮かべますか?
- お腹がすいてしまうから
- おしっこやウンチが気持ち悪いから
- 部屋が暑かったり寒かったりしたから
- 昼寝をし過ぎちゃうから
- 寂しいから など、たくさんのことが浮かんできますよね(^.^)
今、思い浮かべた要因を少し整理すると、
- 身体に関すること(お腹がすいた、おしっこやウンチが気持ち悪いなど)
- 生活習慣や環境のこと(部屋の温度、昼寝をし過ぎるなど)
- ママとパパに関すること(寂しい)
に分けられそうですよね(^.^)
この3つのことを冒頭でお伝えした「夜泣きというのは、理由が分からず夜泣くこと」に照らし合わせて考えてみると、①は「夜泣きではない」ことが分かりますよね。
どうしてかって?
赤ちゃんにとっては「普通のこと」だからです。
夜にお腹がすいたりトイレに行きたくなったら、ママやパパであれば何かを口にしたりトイレに行ったりするのは「自分でできること」ですよね(^.^)
赤ちゃんは「泣くことで知らせる」しかできませんから、「お腹がすいたよ~」「お尻が気持ち悪いよ~」って教えてくれるんです。
ですから、こういったことの場合は「理由が分かること」ですので、ミルクをあげたりオムツを替えたりすれば大丈夫です!
ただ、気をつけないといけないのは「泣き方」です。
赤ちゃんの泣き声が甲高くて激しい「ギャン泣き」の場合は、何かの病気の発症のサインかもしれませんので、この泣き方ならば特に注意が必要になります。
「お腹が張っていないか」や「ミルクの吐き戻しはないか」なんかを確認して、必要に応じて抱っこしながら背中を優しく擦ってあげるといいでしょう(^.^)
となると、②と③が残ります。
②についてはどうでしょうか?
私の見解では「半分当てはまっている」になります。
「部屋の温度が暑かったり寒かったり」というのは「体感できること」ですので、室温や湿度などに気を配ることで大丈夫ですけど、「昼寝をし過ぎること」については、夜泣きにつながる可能性があります。
ママやパパに置き換えてみると「昼寝をすると夜中に眠れなくなる」って、よくある話ですよね。
「ちょっとだけ…」のつもりが、日頃の疲れなどもあってついつい寝入ってしまう。
悪いことではありませんけど、赤ちゃんにおいても似たようなことが言えるんです。
生後3ヶ月を超えたあたりまでは、赤ちゃんは「本能のまま」ですから「好きなだけ寝て好きなだけミルクを飲む」「昼と夜の区別はつかない」のは当然のこと。
その時期を過ぎれば、ある程度の生活のリズムが分かるようになって来ますから、ママやパパは「朝、カーテンを開けて陽の光を感じさせる」であったり「夜、カーテンを閉めて暗くなり過ぎない程度に間接照明などを点けて静かにする」などをすることで、赤ちゃんが生活のリズムを作るお手伝いをすれば大丈夫なんですけど、「昼寝をし過ぎた場合」は、話が少し違ってきます。
昼寝をし過ぎた日の夜に、多くの場合は「寝ぞろ」といって、「眠りたいのに眠れない」といったことが要因となって夜泣きにつながることがあります。
※このことは「昼間にたくさんの刺激を受けてしまった時」にも同様のことが起こります。
「寝ぞろ」の時は、比較的低めの音で、音量も小さめな「ㇷオヤ~。ㇷオヤー」といった感じの泣き声になります。
赤ちゃんの眠りは浅いので、ちょっとしたことにも敏感に反応してしまいますから、赤ちゃんの手を軽く握ったり身体を優しく撫でたり、ゆっくりとした声で子守唄などを歌ってあげたりすることで、赤ちゃんは落ち着きを取り戻してスヤスヤと眠ってくれますよ(^.^)
さて、最後の③についてですけど、
これが私が考える「夜泣きの最大の要因」になります。
赤ちゃんにとってママやパパの存在は極めて重要です。
ママやパパの愛情を一杯に受けながら心と身体が育まれ、すくすくと成長していくんです。
そんな中で、例えば「夫婦ゲンカした」や「思うように事が運ばなかった」、「会社でイヤなことがあった」などによって苛立っていたり、もやもやした気持ちのままで赤ちゃんに接していると何が起こるか。
赤ちゃんは不安でたまらなくなります…(>_<)
赤ちゃんは、人間の中で最もピュアであり、傷つきやすくて壊れやすい人です。
大好きなママやパパに会うために、命をかけて狭い産道を通ってやってきたんです。
そんなママやパパが、ケンカしていたり不機嫌な顔やもやもやした気持ちでいることを誰よりも敏感に察知してしまいます。
赤ちゃんには、ママやパパの心を見通す力があるといっても過言ではありません。
ママやパパが赤ちゃんに与える影響ってものすごく大きいものがありますから、苛立っている要因やもやもやした気持ちを解消させるために、ある意味で「スイッチを切り替える術」を身につけておく必要があると私は考えます。
お仕事しながら家事と育児…
疲れ切って帰ったら育児…
私も経験しています…
本当にしんどいですよね…
でも、考えてみてください。
「あなたのことを必要として、あなたのことをかけがえのない存在と思ってくれる人がいる」って、生きていて何より幸せなことですよね(^.^)
ママやパパがその想いをしっかりと抱き、温めながら育んで大きくしていくことによって、赤ちゃんにとって何よりの安心につながり、夜泣きにおいても自然に減っていくと私は考えます。
夜泣きの時にパパができること
赤ちゃんが夜泣きをした時に、真っ先に反応するのがママではないでしょうか。
あれこれ心配する中で「これ」と思うことをしながら、赤ちゃんをあやしていることでしょう。
そんな時、パパには何ができるのか。
たくさんありますけど、中でも大切なこととして3つのことをお話していきます(^.^)
その3つのことですけど、
- 赤ちゃんの様子を一緒に観ること
- ママが次のことをやりやすいように準備しておく
- ママの想いをしっかりと聴いて「共感」する
になります。
順を追って、お話していきますね(^-^)
赤ちゃんの様子を一緒に確認すること
ママだけが赤ちゃんの様子を確認していては、泣いている赤ちゃんのリアルな想いに応えることはできません。
ママは聖徳太子でも千手観音でもありませんから、すぐにできることや聞いてあげられることはたった1つしかないですよね。
そんな時、パパも赤ちゃんの様子を確認することで、1つしか応えられないことが2つに増えますし、ママと一緒に確認することで、さらに増えていきます。
「これかもしれない」「あれかもしれない」と相談しながら行えますから、一緒に子育てしているという一体感にもつながって、赤ちゃんにとっても心地好いと考えます。
ママが次のことをやりやすいように準備しておく
言葉を言い換えれば「徹底してママのサポートに回る」になります。
赤ちゃんが眠ることに集中しやすいようにするためには「どうしよう…」「何したらいい?」といったタイムラグを作らないことが大切です。
赤ちゃんの様子を一緒に確認した時に相談し合ったことをふまえながら、ママがあやしている時にはパパが次のことを考えて準備しておく。ということになります。
例を挙げてみてみましょう(^.^)
赤ちゃんが泣いています。一緒に様子を確認します。
ミルクやおむつ替えをしても泣き止みません・・・
相談した中で「手を優しく握り、身体を撫でる」、「抱っこする」が出てきたとします。
どちらがしても構いませんけど、仮にママが「手を優しく握り、身体を撫でる」ことをしている時、パパはこの様子を観ながら「抱っこする」準備をしておきます。
そうしているうちにまた相談して「おくるみに巻いて寝かせてみる」が出てきたとします。
赤ちゃんが泣き止まず「抱っこする」に替える際に、パパが抱っこして赤ちゃんをあやしている間に今度はママがおくるみを準備しておく。
といった感じになります。
「ママやパパがいてくれてうれしい!」という気持ちが赤ちゃんに伝われば、赤ちゃんはスヤスヤと眠ってくれることでしょう(^.^)
ママの想いをしっかりと聴いて「共感」する
このことは、ある意味パパにはハードルが高いことです。
なぜなら「男性と女性とでは話を聴くことにおいての受け止め方が違うから」というのが私の見解です。
男性の場合、多くは「話を聴くこと」は「何らかの結論をつけないといけない」につながり、話の途中であっても「だからこういう時には…」という言葉に始まり「~したらどうだろう?」や「~した方が良い」などといった「アドバイス」に終始してしまいがちになります。
「話を聴いてもらうこと」について女性が求めているのは「アドバイス」ではなく「共感」です。
「上手くいかないね…しんどいね」であったり「本当にお疲れさま」であったりなど、「直面していることについての想いを理解して、共有すること」を望んでいるんです。
このことがしっかりとできたら、ママとパパの絆がさらに強くなり、赤ちゃんの安心にもつながっていくと私は考えます。
実体験に基づく赤ちゃんの夜泣き対処法
夜泣きについては赤ちゃんが成長していくにつれて難解になって来るのも事実です…
単にミルクやオムツのこと、部屋の温湿度の問題であれば、新生児から5ヶ月までの間に起こりうることですから、これは「理由が分かる」のでいいんですけど、5ヶ月を過ぎたあたりから「ハイハイ」「たっち」などをするようになる1歳までの時期になると「昼寝の度合い」や「日中の刺激」については「成長過程」でもあるので、加減しにくいこともあって厄介ですよね…(>_<)
私の経験から当時のことを振り返ってみると、夜泣きにつながった要因はやはり「妻との意思疎通の少なさ」にあったと考えます。
仕事のことやプライベートのこと、どうしても赤ちゃん主導になってしまうので滞りがちになる家事全般をサポートする形での日々のうっ憤などが要因になって、赤ちゃんには全く関係のないところでイライラを溜め込んでしまい、妻との口論も多かったです…
そのことに赤ちゃんが敏感に反応して、夜泣きにつながっていたのかもしれないですね。
そんな中にあって、私が実体験からお伝えしたい「パパができる夜泣き対処法」はたった1つ。
「家族みんなを笑顔にすること」です。
「笑顔でいれば、幸せが寄って来る」という言葉があるように、笑顔がもたらすパワーは計り知れないくらい大きいものです。
家事や育児に明け暮れる日々の妻に「とにかく1日1回は妻を笑わせること、笑わせなくても笑顔にすること」を心がけ、妻を笑顔にしたその勢いのまま赤ちゃんのところへ行き、声をかけた後でニッコリすることを繰り返していました。
そうすることで、笑顔のパワーが赤ちゃんにも次第に波及していって、顔を見るたびに赤ちゃんは笑うようになり、しっかりと抱きしめてあげると安心してスヤスヤと眠ってくれるようになりました。
「オムツを替えた」「ミルクをあげた」ことはある意味「形に残るもの」になりますけど、それよりも「笑顔」という「形に残らないもの」ではあっても「記憶や感覚に残るもの」として大切にし続けることに重きを置いたことが、早い段階で夜泣きを治められたことへとつながったと私は考えます。
笑顔は素敵なものですし、疲れなどを癒し、心も身体も満たしてくれるものですからね(^.^)
その意味でも「家族みんなを笑顔にすること」は、パパには押さえておいてもらいたいです。
まとめ(結びとして)
今回は「パパができる赤ちゃんの夜泣き対処法」をお伝えしました。
パパの視点からできることについては、3つのことをお伝えしましたね。
- 赤ちゃんの様子を一緒に確認する
- ママが次のことをやりやすいように準備しておく
- ママの想いをしっかりと聴いて「共感」する
そして、パパに押さえておいてもらいたいことは「家族みんなを笑顔にすること」でしたね。
赤ちゃんが教えてくれることは、ママとパパであることの証でもあります(^.^)
赤ちゃんが抱える漠然とした不安や体調の変化などを「夜泣き」という形で表現してくれているんだと考えたら何よりも尊いものですし、その夜泣きが治まる頃と重なるように訪れる「ママ~。パパ~」という声が、何よりの癒しや達成感となって、楽しみながら笑顔が溢れる子育てへとつながっていくと私は確信します!
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