【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
由薫 さんの Sunshade です。
この記事では「Sunshade」(楽曲)について
楽曲全体のイメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で考察!
歌詞に込められた深いメッセージと共に、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想
沖縄県出身の日本の女性シンガーソングライター「由薫」が
早見和真原作、水川あさみ主演、玉山鉄二・櫻井翔出演のTBS系ドラマ
「笑うマトリョーシカ」の主題歌として書き下ろしたこの曲。
ドラマ「笑うマトリョーシカ」とは?
四国・松山の名門高校に通う二人の青年の「友情と裏切り」の物語。27歳の若さで代議士となった男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。秘書となったもう一人の男は、彼を若き官房長官へと押し上げた。総理への階段を駆け上がるカリスマ政治家。「この男が、もしも誰かの操り人形だったら?」最初のインタビューでそう感じた女性記者は、隠された過去に迫る。
全体を通して感じられるのは「アンビバレント(相反性)」であり
具体的には“表の顔と裏の顔”、“外見と内面”といった印象になるでしょう。
心の中に抱え込んだ闇に埋もれてしまいそうになる自分の弱さに克つため、必死になってもがき苦しむ様を、激しさの中に重みのあるメロディラインと透き通るような歌声の中に筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!無表情の奥に潜む闇と希望の光
さて、歌詞考察に入ります。
楽曲タイトル「Sunshade」の意味は「日除け」であり、日射しによる直接的な影響などから身を守るもの(傘や車のシェードなど)を指す言葉ですが、ドラマのタイトルにある「マトリョーシカ」と絡めて考えると「隠れ蓑」といったイメージにもなるでしょう。
“世界が終わる最後の1日”が描かれているとされる
大変深みのある歌詞を一緒に見て行きましょう。
空っぽな部屋の真ん中で
大丈夫だと笑って見せた
その本当の意味を
見つけることもできないまま
燃え尽きた真夜中
「Sunshade」 由薫
どこにもいない
君を探した
目をそらしても変わらない
隠れた影を明かして
君といたい
サヨナラを言えないよう
「Sunshade」 由薫
だからもう消えないでほしくて
いつか来るその時も
笑っていられる確証なんて
絶対なんて信じてないから
今、今生きなくちゃ
「Sunshade」 由薫
正解のない問いなんだって
終わりの日は選べない
はぐれた道を辿って
君がいたら
サヨナラを言えないよう
「Sunshade」 由薫
ねえ、カレンダー何年分用意してればいいの?
ねえ、笑顔は何月分用意してればいいの?
ねえ、涙は何日分用意してればいいの?
ねえ、心はあといくつ?
「Sunshade」 由薫
大サビの部分が「問いかけ」になっていますよね。
それに対する答えを、あなたならどう伝えるでしょうか?
筆者であれば、こんな感じになります。
- カレンダーは何年分あってもいい
- 涙よりも笑顔の方が多くあってほしい
- どんな困難にも負けない、強い心であってほしい
- 人の痛みや苦しみが分かる、優しい心であってほしい
歌詞が進むごとに数字が小さくなっていくと考えると
この部分がマトリョーシカを表していると筆者は考えます。
マトリョーシカは、胴体の部分をねじって開けると
同じ絵柄でも一回り小さな人形が入っていて
それを幾度か繰り返せば「本体」が姿を現しますよね。
そして一番大きなものには表情があるけれど
一番小さなものには表情が少ない、あるいは表情がない
といったことを考えた時、この歌が伝えたい想いの本質が見えてきます。
ドラマのタイトルにもなっている「(笑う)マトリョーシカ」からの視点でこの歌詞を見てみると“表だけではなく裏にも注視する”、“外見だけではなく内面にも目を向ける”といった“事の本質をしっかりと視る”といった想いが感じられます。
これを楽曲タイトル「Sunshade」に置き換えて考えると“闇から放たれた光は、周りの眩い光の中に取りこまれて見えない”、“光を遮り、陰を作らなければ見えなかったものにこそ大切にしなければならないものがある…”といった想いになるのではないでしょうか。
以上のことを総合して、この歌詞全体を捉え
筆者はこの歌が伝えたい想いの本質を
「無表情の奥に潜む闇と希望の光」であるとしているのです。
まとめ
今回は 由薫 さんの Sunshade について
楽曲全体のイメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で考察!
歌詞に込められた深いメッセージと共に
この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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