【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
HY の 366日 です。
印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までご覧ください。
たまらない切なさに胸を熱くする至高のラブバラード
2000年に幼馴染や友人、いとことの関係性を以て結成。メンバーの地元「東屋慶名(Higashi-Yakena)」がバンド名の由来。沖縄を拠点に音楽活動を展開して2年後に全国区へ!等身大の歌詞と洗練されたサウンドが魅力的な日本のミクスチャーバンド「HY」。
楽曲は、2008年に発表された彼らのインディーズ時代5作目のアルバム「HeartY」の12曲目に収められており、楽曲のクオリティーの高さゆえ、多くのアーティストがカヴァーするほど。
2024年4月より放送される広瀬アリス主演のCX系ドラマ
「366日」の主題歌として使用されることもあり、注目を集めています。
<概要・あらすじ>
同名タイトルの楽曲の世界観を元に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋を叶えるため奮闘する男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を想う恋愛ストーリー。音楽教室に勤務する主人公の雪平明日香(広瀬アリス)は、高校時代に恋していた水野遥斗(眞栄田郷敦)と再会し、交際を始める。しかし、幸せの最中に遥斗は意識不明の重体になるという悲劇が訪れる。明日香は彼の回復を信じながら、遥斗や同級生たちと過ごした日々を思い出す。
楽曲を初めて聴いた時の筆者のイメージは「交換日記」でした。
罫線上に準えた1つ1つの文字は無機質なものはあっても、文章になればその時の感情や背景などが鮮明に思い出される「日記」ですが、「交換日記」であれば大好きな人や仲間が抱えている想いなども共有できるものになりますよね。
洗練されたメロディと、想いを乗せて語るように歌い上げられる仲宗根さんの歌声がストレートに心に刺さり、何とも言えない切なさが胸を熱くする至高のラブバラードだと筆者は感じました。素敵な楽曲ですよね。
歌詞の意味を考察!すべての想いが重なり合う「愛の軌跡」
さて、続いては歌詞考察です。
※全文については、コチラをご覧ください。
楽曲タイトル「366日」
初見では「うるう年」や「アニバーサリーイヤー」を想起する人が多いことでしょう。
365日+1日…。この1日に特別な感情を抱く人もいるのではないでしょうか。
全編を通じて「叶わぬ恋(失恋)」、「365日では足りないくらいの愛情」といった相反性のあるイメージが浮かんでくる歌詞になっていますが、果たしてどちらが本当に伝えたい想いなのか?
歌詞の中に散りばめられたいくつかの印象的なフレーズを見ながら
筆者独自の視点で迫っていきたいと考えます。
たまにしか会う事 できなくなって
それでもいいから…
今日もあなたに会いたい
「366日」HY
いつしかあなたは会う事さえ拒んできて
一人になると考えてしまう
この涙が答えでしょう?
心に嘘はつけない
「366日」HY
恋がこんなに苦しいなんて
恋がこんなに悲しいなんて
本気であなたを思って知った
「366日」HY
あなたは私の中の忘れられぬ人
全てを捧げた人
今はただあなた…あなたの事だけで
あなたの事ばかり
「366日」HY
これらのフレーズを楽曲タイトルと照らし合せた時、この楽曲には「愛する人を思い続ける366日」の中に「愛する人と一緒に過ごした365日」が存在するのではないかと筆者は考えました。
想いを通わせ合い、愛を確かめ合った365日を過ぎ
二人を取り巻く環境などにより、次第に会う事もままならなくなる日々が続く。
それでもいいから会いたいと願うけれど
その想いは届かぬまま時間だけが過ぎていく…
想いを募らせる毎日。一人になって考えてみても
会えないことの辛さが胸を締めつけ、涙が溢れこぼれ落ちる…
自分の気持ちに正直に。私が愛しているのは、あなただけ。
今までもそう。これからもそれは変わらない…
これが、歌詞をストレートに捉えた考察になりますが、この中には歌詞に登場する「あなた」の「本心」が描かれていません。では「本心」はどこにあるのか。
歌詞の中にあるフレーズから「自然消滅」や「愛の終わり」を想起させるものがいくつかありましたが、歌詞にある「会う事さえ拒ん」だ理由を「私への想いが募るだけだから」だとし、以降の歌詞を私ではなく「あなた」の気持ちに置き換えると如何でしょう?
会えない時間が愛を育てる。
目を閉じるとそこにはいつも愛する人の笑顔がある…
そうだ…そうなのだ…
私のことを誰よりも愛してくれたのは、あなただったのだ…
互いの存在の大きさに気付く想いが、ここにあるのではないでしょうか。
よってこの歌詞は、お互いに別々の時間を過ごし、もう二度と叶わぬ恋への嘆きや後悔を描いたものではなく、離れていても想いを通わせ合おうとしていた「愛の軌跡」を描いたものだと筆者は考えます。
いくつもの夜を越えて愛する人を思い続け
365日を過ぎた次の日(366日目)。
二人の愛は何処に向かうのか?
筆者はこのようになると考え、こうであってほしいと願い
この歌が伝えたい想いの本質を
すべての想いが重なり合う「愛の軌跡」だとしているのです。
まとめ
今回は HY の 366日 について
印象的な歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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