【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
桑田佳祐 さんの 素敵な未来を見て欲しい です。
歌詞の意味を考察し、この歌が聖夜に伝えたい
現世につながる想いの本質をあなたに届けます。
悲しみや切なさのすべてを包み込む優しさとぬくもりを感じるメロディ
2002年に発表された、彼の2作目の2枚組ベストアルバム
TOP OF THE POPS Disc-1 のラストを飾るこの曲。
サザンオールスターズの公式サイトでファンから募集した『大切な人に贈りたい言葉』を参考に、桑田さんが歌詞を組み合わせたり書き足したりして作り上げたもので、未来への希望、平和への願い、ファンへの感謝が綴られています。
心の中にある寂しさや切なさ、悲しみのすべてを温かなぬくもりで包み込んでいるようなメロディーラインと心に寄り添うように優しく語りかける歌声…
聴き込むほどに胸と目頭を熱くする楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!聖夜への永遠なる祈り
では、歌詞考察に入ります。
「聖夜」「クリスマス」がテーマとなっている歌詞。
1番と2番では表現される想いが少し違っていますが
この歌が伝えたい想いの本質は同じです。
1番から一緒に見ていきましょう。
It’s been a long long time.
引用元-lyricjp.com
泣きそうな空を見上げ
あなたはずっと誰かを待っている
1番では、互いに寂しい想いを抱きながら過ごす
愛し合う恋人達へ向けてのメッセージが表されています。
It’s been a long long timeは
「長きに亘って」、「いくつもの夜を越えて」と意訳して考えるとより一層イメージが湧きます。
今にも雨が降り出しそうな空を見上げる様子は
寂しさに凍える心を温めてくれる人を待っている女性を投影させますよね。
その人とは誰なのか?
長距離恋愛やコロナ禍などで
なかなか逢えない「愛する人」ではないでしょうか。
涙のクリスマス
引用元-lyricjp.com
静かに時間は流れ
頬打つブルーの雨が雪にかわる
今年のクリスマスも、寂しい気持ちで過ごすことになるのかな…
そんなことを考えながら、静かに時間が過ぎて行く。
悲しみに暮れる女性の頬を打つ雨が、いつの間にか雪にかわる…
寂しさを募らせるあまり
頬を伝う涙も雪のように凍えている様子が窺えますが
この「雪」というワードを別の視点で考えた時
この歌が伝えたい想いの本質が見えてきます。
それについては後半にお伝えすることにして
続きの歌詞を見ていきましょう。
So smile again.
引用元-lyricjp.com
悲しい聖夜(よる)にこそ
夢を与え合い
恋を唄い合い
すべての鼓動が融け合う
そんな時こそ笑顔でいよう
夢を語り合い、想いを確かめ合いたい気持ちは愛する人も同じ。
再び逢えたその時に、胸いっぱいの想いとともに力一杯抱きしめ合いたい…
こんな感じになるでしょう。
そして、1番のサビへと向かいます。
愛する誰かを守りたい
引用元-lyricjp.com
不安だらけの世の中だけど
見えない翼を広げたい
明日未来へ羽ばたくために
見えない翼とは、愛する人が与えてくれた「かけがえのない愛と勇気」だと筆者は考えます。
先行きの見えない不安だらけの世の中であっても
愛する人が与えてくれたかけがえのない愛と勇気を胸に
明るい未来を信じて一緒に歩んで生きたい。
そんな想いが込められていると筆者は考えます。
2番の歌詞では、現世を生きる世界中の人へ向けてのメッセージが表されています。
一緒に見ていきましょう。
It’s been a long long time.
争うことはやめて
これ以上天使の涙は見たくない引用元-lyricjp.com
争いとは単に「戦争」だけではなく、愛憎や妬み、権力の奪い合いなどから巻き起こる争いも含まれると筆者は考えます。
それに巻き込まれてしまい、抱えなくてもいい悲しみや苦しみを背負う人たちの感情を「天使の涙」で表しているのではないでしょうか。
今宵はクリスマス
すべての愛しい人よ
あなたにもらった歌詩がせつなくて
愛しい人とは、この世に生きる人たちのことであり、唯一無二の命だと筆者は考えます。
この世に生きるすべての人が抱く様々な喜怒哀楽。
表現の仕方も様々だけれど、伝えたい想いは同じ。
1つ1つの「ことば」に切なさを感じるのは
現世における理想と現実とがあまりにもかけ離れたものだから。
でも、理想を夢へと考え方を変えれば
掛け離れている現実とも次第にリンクさせていけるかもしれない。
その方法とは?
それが、続きの歌詞に登場します。
So take my hand.
引用元-lyricjp.com
孤独な毎日も
愛で支え合い
生きて讚え合い
いつしか希望が溢れる
手をつなぎ合おう
1人1人の想いがリンクせず、一方通行の想いがあちこちに飛び交う現世ではあっても、お互いが愛で支え合い、生きて讃え合うことで同じ想いを分かち合いながら希望の光を見出すことができる。
こんな感じになるでしょう。
そして、2番のサビへと向かいます。
素敵な未来を見て欲しい
引用元-lyricjo.com
同じ時代を生きるあなたへ
互いに素顔のままでいい
雪の降る夜は特別だから
サビの最後の歌詞に再度「雪」が登場しました。
先程お伝えした「雪というワードを別の視点で考える」としたら
あなたにはどんなイメージが浮かぶでしょうか?
結論をいえば
「心の中にある悲しみや苦しみの結晶」として雪を視るのではなく
「やわらかで仄かにぬくもりを感じさせる真綿」として視るということです。
そう考えた時、1番で登場した女性の涙も「愛する人が与えてくれたかけがえのない愛と勇気」によって、凍えそうな心は優しさとぬくもりに包まれ、頬を打つ雨も真綿のように柔らかく仄かにぬくもりを感じる雪へとかわっていくのではないでしょうか。
2番においても同様に、聖夜とはイエスキリストが生誕した特別な日であり、この日だけはどんな争いも収まるとするならば、この日に降る雪は「真綿のように柔らかく仄かにぬくもりを感じる雪」だと筆者は考えます。
この世に生きるすべての人が、素顔のままでありのままの笑顔で夢を語り合い
愛を伝え合い確かめ合うために必要不可欠なことが平和であり
聖夜が特別な日であると考えた時
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質とした
「聖夜への永遠なる祈り」の真意が分かることでしょう。
I could be happy with this song
引用元-lyricjp.com
Wishing for love.
愛を願いながらこの歌を歌い、幸せになれた。
直訳するとこんな感じですが、筆者はこの部分のフレーズを
愛と祈りをこめて歌えば、幸せが私たちを包み込む。と訳します。
特別な日である「聖夜」「クリスマス」。
愛する人と想いをつなぎ合いながら、素敵な聖夜を過ごしましょう!
まとめ
今回は
桑田佳祐 さんの 素敵な未来を見て欲しい
歌詞の意味を考察し
この歌が聖夜に伝えたい
現世につながる想いの本質をお届けしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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