【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
RIP SLYME の 熱帯夜 です。
この記事では、2023年より一時TikTokで大バズリしたこの歌の
楽曲イメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。
どうぞ最後までご覧ください。
楽曲紹介ならびに楽曲を聴いた筆者のイメージ・感想
引用元-Amazon
1994年に結成され、2001年にメジャーデビュー。2018年に突如として活動休止となるが2022年4月15日に活動を再開した、現在2MC+1DJで構成される日本の男性3人組ヒップホップグループ「RIP SLYME」が2007年に彼らのメジャー13作目のシングルとして発表したこの曲。
「真夏の夜の愛のラヴ・アフェア(恋愛情事)」がテーマとなっていて、イントロ部分から既にジトっと絡みつくような熱気と妖艶なメロディーラインであり、聴き込むほどに心の渇きや愛に飢えた欲望を掻き立てられるイメージを筆者は感じました。
引用元-Last.fm
※この楽曲は、ブラジルの女性シンガー「クララ・ノニス」が歌う「Sabia‘」が原曲(元ネタ)とされています。興味のある人は聴き比べてみると良いでしょう。
歌詞の意味を考察!愛と欲望の果てのオーガズム
さて、歌詞考察に入ります。
ラップがメインの歌詞。その内容は「熱帯夜に繰り広げられる夜の恋愛情事」がリアルに描かれていて、弥が上にもイマジネーションが膨らんでいきます。
捉え方によってイマジネーションも様々ではありますが、中にはこんなものも。
この人がいう「ヤバイ」とは、この楽曲のラップの歌詞全体を「禁断の恋愛」や「エロティシズムの極致」と思っているように筆者には感じますが、おそらくは「限界ギリギリ」のラインをキープする内容になっていると考えていいでしょう。
まずは、その場面展開(ターン)をご覧ください。
今宵もアッチーチーのチーな街
バチバチに火花散らす葉ー千ーこと
P.e.s.s.y.の愛のヴァイブス
たっぷりと挿入 このマイクを for you
暗闇の温度は上昇中 部屋に渦巻く煙と Co2
深く深く吸って熱が移ってく
熱帯夜来 かざせファイアライト
引用元-lyricjp.com
最初のターンで気になる言葉は「P.e.s.s.y」、「ヴァイブス」と「ファイアライト」。
「P.e.s.s.y」とは「PES」を意味していて、RIP SLYMEのリーダーのPESさんのことを言っているようですが、この楽曲では本人ではなく主人公の男性を意味するものとして考えるといいでしょう。
※この部分についての疑問が多いようなので、関連を載せておきますね。
ヴァイブスとは「テンション」のことであり、感情の度合いを表す言葉。
ファイアライトとは「炉火の光」のことで、1000℃をはるかに超える高温の火が放つ眩しい光を意味しています。この部分は全体を通して「熱く燃えたぎる想いを絡ませ合うラブバトルのゴングが鳴った」ことをイメージできるでしょう。
君といたいや
仕事の時間や行かなきゃいけないパーティーもリタイヤ
君といたいや
何か入れたいや からまる足 ふき出す汗はダイヤ
困る いつまでも断ち切れないや
きっかけくれる君こそがダイヤ
バカかもね 色ボケのプレー
温かいや 君のムネで寝る ヘーイ
引用元-lyricjp.com
ヴァイブス(テンション)は爆上がりへと加速する中で何とか理性を保とうとする様子が仕事の時間、行かなきゃいけないパーティー、困るという言葉に窺えますが、それも束の間のこと。どんどんラブバトルにハマっていく様子が見て取れます。
引用元-Vistacreate
蒸し暑い暗闇の中で噴き出す汗が炉火の光に照らされ
まるでダイヤモンドのように輝いている。
いや、そうではない!
輝いているのは汗まみれになって愛を求める君だ…
お互いに求めているものは1つ。想いも1つ。
この辺りから、この歌が伝えたい想いの本質へとつながっていきます。
続いてのターンを見ていきましょう。
かなり甘美なムードに夢うつつ
既に酔ったみたい 乱れつつ
レッスンで選ぶ手順なんて
無視して夢中でI want you
もう元に戻れないぜ 二人のまれ
町中熱く染まるファンファーレ
響くぜ ひどくヒートする美女
パッと弾けたら既に虜
引用元-lyricjp.com
火照る体の奥へとリズム取り込んで
爆発しそうさPomp it up
ホラ 飛び込んでこい 狭いフロアで
むせ返るほど息づく
アララ お利口サン達もハッスルなさってる
夜中鳴りやまないサイレン
トリートメントみたく艶めくあの娘も
今夜俺が射止める
引用元-lyricjp.com
Pomp it upとは「気合を入れろ!」という意味。
ファンファーレとサイレンは言葉は違っても同じ意味であり
ここでは「吐息」や「喘ぎ声」を表していると筆者は考えます。
愛し合い、求め合う”バトル”のボルテージは最高潮に!
欲望を剥き出しにしながらもお互いの愛を確かめ合う様子が窺えますよね。
さぁ!最終ターンです。
アチャチャ~
とろけるくらいに Hotなmoonlight
あっがるぜ! 真ん丸な満月に吠えろ!
後のことなど気にしないでTonight
もう何も着てらんないくらい 踊り転げろ
エロく萌えろ 燃えちまいな! 焦げろ! さぁ溶けろ!
そんでもう もっと求めろ
引用元-lyricjp.com
満月という言葉が出てきました。
満月の夜は精神的な影響を受けやすくなるとされていて、感情が高ぶり、興奮状態になる人が多くいるようですが、ここで表されるのは「熱く激しい”バトル”のクライマックス」だと筆者は考えます。
迸る汗を輝かせながら、無我夢中で互いのすべてを貪り合うのだ…
もっと激しく、もっと強く。 もっとアツク…
そんな想いが、ラップの最後に込められていると筆者は考えます。
そして、TikTokでよく耳にするこの部分。
ホテらすネツタイヤ
あなたなら Ah 私なら Woo
燃え上がる愛の Fire
お前らなら Oh オレらなら yeah
引用元-lyricjp.com
太字で示した部分が、絶頂を意味するとすれば
この楽曲の一連の展開から、この歌が伝えたい想いの本質が
愛と欲望の果てのエクスタシーであると筆者は考えます。
空前の”酷暑”が続く現世においては、エクスタシー(心地よさ)を感じる術は様々。
夕涼みも良し。 日頃のうっ憤を晴らすために踊り明かすも良し。
そして、忘れられない夏にするために互いの愛を確かめ合うも良し。
すべては、暑苦しさや窮屈さから胸に抱いている熱い想いを解き放ち
あるがままの姿で未来を信じ、生きていくことができるために…
この楽曲には、そんなメッセージも込められているのではないでしょうか。
まとめ
今回は RIP SLYME の 熱帯夜 について
楽曲イメージや歌詞の意味を筆者独自の視点で考察し
この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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