【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回あなたの心に届けたい楽曲は
中島みゆき さんの 麦の唄 です。
印象的な歌詞に意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお伝えします。
明日への希望の光を目指して生きる力と勇気を与えてくれる歌
日本産のウィスキーを初めて作った男性と
彼を支えるスコットランド人の妻の奮闘を描いたヒューマンドラマ
NHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌として、2014年に発表されたこの曲。
バグパイプの音色で始まるメロディーは、スコットランドの壮大な大地を想起させ、幾重にも重なるメロディーラインと歌声の力強さが聴く人の心を奮い立たせ、明日への希望の光を目指して生きる力と勇気を与えてくれる。
そんな楽曲だと筆者は考えます。
歌詞の意味を考察!愛と勇気を分かち合い、前へ
さて、歌詞考察に入ります。
ドラマの主人公の生き様をそのまま表している歌詞ですが、令和になった現世へとつながる想いの本質は確かに存在します。一緒に見ていきましょう。
なつかしい人々 なつかしい風景
引用元-lyricjp.com
その総てと離れても あなたと歩きたい
嵐吹く大地も 嵐吹く時代も
陽射しを見上げるように あなたを見つめたい
麦に翼はなくても 歌に翼があるのなら
伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと
麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく
1番の歌詞には、どんな世の中になっても愛する人と共に生き抜く覚悟が見て取れます。
生まれ育った町、これまでに出会った人々。
今、目の前に広がる世界がどんなに変化しようとも
変わらない想い出が私の胸にはしっかりとある。
麦の穂が成長する先に見上げた空は、どこまでも青く澄んで遥か故郷の空へとつながっている。
「どんなことがあっても挫けない。愛と勇気を分かち合って、前へと進みます」
私と愛する人の想いを、風に揺れる麦の穂が奏でる「歌」に託して伝えたい…
こんな感じになるでしょう。
※下線部分のフレーズの考察は、後半にお伝えします。
続いて、2番の歌詞を見ていきましょう。
大好きな人々 大好きな明け暮れ 新しい「大好き」を あなたと探したい 私たちは出会い 私たちは惑い いつか信じる日を経て 1本の麦になる 空よ風よ聞かせてよ 私は誰に似てるだろう 生まれた国 育つ国 愛する人の国 麦は泣き 麦は咲き 明日(あした)へ育ってゆく 引用元-lyricjp.com
2番の歌詞では、愛し合い信じ合うことで困難を乗り越えていこうとする決意が見て取れます。
そして赤字で表した部分が、この歌が伝えたい現世につながる想いの本質になります。
人、物、社会、暮らし。これから進む先にある様々な出会いの中には、私たちを惑わせたり苦しめたりするものもあるだろう。
それでも私は、愛する人と一緒に新しい出会いを楽しんで生きたい。
想いを一つに前へ。
これまでの歩みの中で培った経験や出会った人たちの想いも大切に。
そのことを、空と風と麦の穂たちが教えてくれた。
そして、下線部のフレーズの意味。
流した涙、搔いた汗の数ほどに想いは花咲き、実を結び、明日を生き抜く力になる
その力の素が「愛と勇気」であり、再び「想いを一つに前へ」へとループしていく。
ここに、この歌が伝えたい現世につながる想いの本質
愛と勇気を分かち合い、前へ の真意があるのです。
そしてその想いこそが【克己心】の意味するところになります。
歌詞考察は、ここまで。
次の章では、その【克己心】の意味するところについて
筆者の体験談を交えながらお伝えします。
総合考察:愛と勇気を分かち合う=【克己心】の意味
筆者が子どもの頃によく友だちとやっていた
「なぞなぞ遊び」の1つにこんなものがありました。
始めは4本足、次は2本足、最後は3本足の動物ってなぁに?
この答え、あなたは何だと思いますか?
頭の回転が速いあなたはもう既に答えを分かっているでしょう。
答えは「人間」です。
生まれてしばらくの間は「はいはい」をしているので4本足
「たっち」を覚えて、そこから長きに亘って2本足
足腰が衰えて杖などを使うようになるので3本足
人間の身体の状態をよく表していて
ある意味「人生」を物語るなぞなぞですよね。
ただこの状態を思い浮かべた時、筆者は気づいたのです。
それは現世を生きるあなたを含めた私たちに共通すること。
人間の成長過程においての極めて早い段階で
身体のみならず心までこの状態になっている人が増えている
どうしてそう言えるのか?
ズバリいうと「目線の高さ」です。
赤ちゃんの頃の目線は低い位置にあり、しかも地面にかなり近く、高さも一定
成長するにつれて目線の位置が高くなり、空を見上げることも容易にできでしまう
しかし衰えが進むにつれて腰が曲がり、どうしても目線の位置がまた低くなっていく
このことを現世に置き換えて考えてみてください。
今般のウイルスの感染拡大が続く中で「ステイホーム」や「ソーシャルディスタンス」などの横文字が並び、人との接触や会話、行動範囲などが制限されるといった閉塞感と欲求不満が漂う世の中。
「オンライン」や「リモート」といった授業や仕事の代替プランやコミュニケーションなども思うように進まないので、どうしても想いを自分の中に抱え込んでしまって吐き出せる場所もなく、心を病んでしまい下を向くことが増えてしまう…
さらには、体たらくな政治家がミルフィーユの如く重ねる失政や長引く不況、緊迫を深める国際情勢などが追い打ちをかけ、一層ネガティブな考えに陥ってしまう…
そんな人が増えていますよね。
あなたの中にある「やるせない想い」を解き放ち、心穏やかに過ごすことができる方法はメディアやネットなどでもたくさん紹介されていますが、どれもみな「当たり障りのないもの」ばかりであって、あなたの心に響いて来ないのではないでしょうか。
権威性の高さなど底辺であり、素の自分でしか表現方法を知らない筆者ではありますが、1人の人間としてあなたにだけそっとお伝えすることができるとすれば、心穏やかに過ごす方法は「愛する人と共に克己心を育むこと」になります。
現状は「不安ばかりを押し付けられて、普段の思考回路が削られてしまっている」のではないですか?自分がどう生きるのかを考えるのを止めてしまい、周りの状況に合わせてしまう方を選んでしまっているのではないでしょうか?
そうする方が良い時も確かにありますが
あなたの人生を周りの環境などに委ねてしまっては
あなたが何のために生きているのかが分からなくなってしまいます。
あなたはあなたでいいのです。
あなたの生き方を誰も咎めることはできませんし
あなたが進む歩みそのものが「ありのままのキラキラした人生」へとつながっています。
「克己心」というのは確かに「己を克服する」とは書きますが
己だけでは成り立っていかないものだと筆者は考えます。
愛する人や大切な人と想いを分かち合い
支え合いながら進むことで互いの「克己心」は育まれて1つになり
大きく強くなっていくものなのではないでしょうか。
麦の穂は幾度も踏みしだかれたとしても
また起き上がり空へ向けて穂を掲げますが
それは「自分で立ち上がっている」のではなく
根を張る大地や物言わぬ風、多くの仲間
そして空と太陽に見守られていることで上を向いていくのです。
愛する人や大切な人、素敵な仲間と一緒に
それぞれの想いを分かち合い、克己心を育んで生きましょう。
まとめ
今回は 中島みゆき さんの 麦の唄 について
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい現世につながる想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
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