
【メンタルエイド】
BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回あなたの心に届けたい楽曲は
anoさんの楽曲「この世界に二人だけ」です。
はじめに
anoさんの新曲「この世界に二人だけ」は、激しめのロックサウンドと甘い歌声が絶妙に絡み合った、どこか切なくも惹き込まれる楽曲です。
今回は、この楽曲についてのイメージや印象的な歌詞の意味を徹底的に考察し、この歌が伝えたい想いの本質に迫ります。
どうぞ最後までお付き合いください。
楽曲の概要とイメージ

「この世界に二人だけ」は、アンプの電源を入れた時のハウリングのような音から始まり、すぐに激しいロックチューンへと展開します。どこか暗いメロディーと、甘くも独特な歌声が絶妙にマッチし、聴く人を惹き込む楽曲になっています。
この楽曲では、「恋しているようで恋していない」「愛しているようで愛していない」という曖昧な関係性が描かれています。主人公の心の揺れ動きが歌詞に込められており、聴けば聴くほどその世界観に没入してしまう一そんな楽曲だと筆者は感じました。
歌詞の意味を考察!曖昧な関係に揺れる感情のリアル

それでは歌詞考察に入ります。
今回は、歌詞の中にある印象的なフレーズを中心に、深掘りしていきたいと考えます。
※歌詞の一部を引用してお伝えします。
全文を知りたい方は、以下のリンクからご確認ください。

「749」が示す意味とは?
大至急 749に会いにきてね
鍵はあけとく 愛は持参で
ふたりは布団の中で数えるの
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
歌詞に登場する「749」は、一見すると謎めいた数字ですが、後に続く「鍵はあけとく」で「部屋」だということは分かるのですが、単純にそうとは言い切れないものを筆者は感じ、いくつかの解釈を考えてみました。
- 特定の場所や時間を示している
- 例えば、749番の部屋や、7:49という時刻が二人だけの特別な時間や場所を象徴しているのかもしれません。
- 「ナク(泣く)」という語呂合わせ
- 主人公の心情が涙と共に表現されている可能性があります。
- 天使の数字としての意味
- 749は「変化」や「成長」を意味する天使の数字とも解釈でき、主人公の心の変化を表している可能性もあります。
愛を持参し、布団の中で「数える」のは、二人が過ごす時間でもあり、一緒に過ごした想い出の数なのかもしれませんし、想い出を胸に上る“大人への階段”の数のようにも感じるのではないでしょうか。
「初めては君じゃないけど」の「初めて」とは?
初めては君じゃないけど
初めて心から笑っちゃった気がした
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
このフレーズからは、主人公が過去に別の恋愛を経験していることがわかります。しかし、「初めて心から笑っちゃった気がした」と続くことから、今までの関係とは違う特別な感情を抱いていることが伝わってきます。
“愛してる”の言葉と結ばれない関係
愛してるってだけで
結ばれなかった手と手
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
愛してるってだけで
敵わなかった延長線
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
「愛してる」と言葉にすることはできても、手を取り合えなかった二人。
「結ばれなかった手と手」「敵わなかった延長線」という表現からは
運命的に結ばれることのない関係性が浮かび上がります。

愛してるけれど交わらない心と心。超えられない一線…
この関係が「友達以上恋人未満」なのか、または「叶わぬ恋」なのかは、聴き手の解釈に委ねられているのですが、あなたはどちらを感じますか?
「時間だね」から見える別れの予感
時間だね 運命なんて信じてないよ
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
この「時間」とは、二人が一緒に過ごせる最後の時間を示している可能性があります。「運命なんて信じてないよ」と続くことから、主人公は運命によって引き裂かれるわけではなく、現実的な理由で関係が終わりを迎えようとしているのかもしれません。

この辺りのメロディーが少し暗い印象になるのは
そういった心情が投影されるからではないでしょうか。
「水を注いで溶けていく」ものとは?
けど ちょっと ほんのちょっと
水を注いだんだ 溶けてく
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
水を注ぐという行為には、「浄化」「変化」「消滅」などの意味が含まれています。ここでは、主人公の感情が時間とともに薄れていく様子を示しているとも考えられます。
しかしながら、最後に「溶けてく」とあるので、お互いにこれまで抱き続けたいろんな想いが「水(涙)」によって混ざり合い、一つになって互いの心深くに染み渡っていく…といった感じになるのではないかと筆者は考えました。
「満月の空が揺れる」情景の意味
満月の空が揺れる 揺れる
「この世界に二人だけ」 ano 歌詞引用
サビの最後に登場するこのフレーズ。
満月は「完成」や「満ち足りた状態」を象徴しますが、それが「揺れる」と表現されていることから、主人公の心が揺れ動いていることを暗示しているようにも思えます。
また、涙を流したときに視界が歪み、月が揺れて見える様子を表しているのかもしれませんね。
筆者は歌詞が「揺れる 揺れる」と繰り返していることから、“揺れ動く心情を抱えながら、流した涙によって月が揺れて見える”として、この両方の意味が込められていると考えます。

その涙は、想いが届き、分かり合えた嬉し涙なのか。
それとも、想いが届かず、分かり合えない悲しみの涙か。
その答えは、歌詞の中にある「内緒だよ」になるのではないかと筆者は考えます。
まとめ

今回は、anoさんの楽曲「この世界に二人だけ」について
楽曲のイメージや印象的な歌詞の意味を徹底的に考察し
この歌が伝えたい想いの本質に迫りました。
「この世界に二人だけ」は、激しいロックサウンドの中に
曖昧な関係性に揺れる感情がリアルに描かれた楽曲です。
「ano この世界に二人だけ」の歌詞考察を進めていく中で、恋愛の形はさまざまであり、「愛してる」と言葉にしても結ばれない関係があることを、楽曲を通じて私たちに静かに語りかけているのかもしれないと筆者は感じました。
聴く人によって解釈が変わるこの楽曲。
あなたはどんな物語を思い浮かべましたか?
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
※anoさんの他の楽曲の歌詞考察も併せてご覧ください。
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