――”なめるなよ!国民を!”。
その怒りは「戯言」ではない。「魂の叫び」だ!
―心に効く、音楽の処方箋―
【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
毎回、一つの楽曲を徹底考察し、あなたの心に癒しと力をお届けする本シリーズ。
今回は、寿ガールズバンドの楽曲「なめるなよ!国民を!」を取り上げます。
2025年7月16日、YouTubeに突如現れた
寿ガールズバンドの新曲「なめるなよ!国民を!」
そのタイトルのインパクト、そして歌詞の一つひとつが、
SNSを中心に爆発的な反響を呼んでいます。
冒頭でお伝えしますが、
これは単なるプロテストソング(政治的抗議)じゃない。
これは、“私たちの歌”です。
この歌は、社会のざらつきに立ち向かう“音楽の叫び”。
怒りを叫ぶだけでは終わらせない――希望と行動を宿した楽曲です。
この記事では、この楽曲に込められたメッセージを歌詞ごとに丁寧に深掘りし、
「なぜ、いまこの歌が求められているのか」を、あなたと一緒に読み解いていきます。
どうぞ最後まで、お付き合いください。
この曲を初めて聴いた瞬間、筆者の脳裏に浮かんだのは――
薄暗い、静寂に包まれた長い廊下を抜けた先に見える
眩いほどに照らされたリングに向けて、
真っ直ぐ前を見据えて歩く一人のチャレンジャーの姿でした。
重低音のリフの響きが、チャレンジャーの足音と重なる。
恐れも迷いも、すでに捨ててきた。
今ここで叫ばなければ、誰がこの国を守るのか――
まさに、この楽曲は“挑戦者の入場曲”だと筆者は感じました。
黙っていた人たち、黙らされてきた人たちが、
ようやく拳を突き上げ、光の中へ歩き出す姿が見えてくるのです。
だからこそ、楽曲の中での歌声や叫びは、
弱者の怒りではなく、“立ち上がる者たちの宣言”として鳴り響く。
それは、政治的でも、音楽的でも、何より人間的な勇気の音。
そして、私たちの心にも、確かにその炎が灯るのです。
それでは、歌詞考察に入りましょう。
※全文は、YouTube動画内に掲載されていますので、
考察と一緒に見て行きたい方は、併せてご覧ください。
まず注目したいのは、以下の冒頭ライン:
三か月 何をしてたの?
吠えるだけで 結果はマイナス
「なめるな」って 誰に言う?
それは 交渉じゃないだろう
この時点で、すでに一喝レベルの痛快さ。
自らの立ち位置や分別も弁えず
「なめられてたまるか」と宣う政治家への痛烈な皮肉が、
ド正論のブーメランとなり、バンドサウンドに乗って鋭く刺さります。
でもこの曲のすごいところは、ただの「皮肉」に終わらないこと。
なめるなよ!国民を!
声を上げろ この国を守れ!
ここで視点は一気に私たちに向く。
そう、「怒り」をぶつけるだけじゃなく、
“行動”へ導く転換点が明確に描かれているのです。
以下のようなラインは、まさに現代政治へのストレートパンチ:
相手を怒らせ 増えた関税
これが マイルの末路か?
同盟国に向き合わず
独裁国家と笑顔で握手
ここには、外交における“迷走”と“曖昧な態度”への不信感が色濃くにじんでいます。
「どっちを見てる?」
「何を売る?」
「この国の未来と引き換えか?」という問いは、
もう他人事じゃない。
それは私たちの暮らしや未来そのものを賭けた問題だと、この歌は教えてくれます。
自分の地位と保身のため
国を売っているのか?
批判に弱く SNSや国民の声を
封じるって? 党名が泣くだろ
ここは、聴いていて鳥肌が立つレベルの鋭さ。
権力者たちの欺瞞(ぎまん)や言葉の軽さ、
批判への脆さを見透かしながら、
それでも一貫して「国民の意思」を中心に据える姿勢が、
この歌を“怒りの歌”ではなく“覚醒の歌”へと昇華させているのです。
この楽曲が最も伝えたい「想い」ともいえるパートが、こちら:
声を上げろ 今すぐに
選挙で 意思を示せ
ダメな政治 一掃し
未来を 取り戻せ!
ここには、「批判だけで終わるな」という強い意志が込められています。
音楽が、ただ感情を代弁するだけでなく、
「行動」という未来への一歩を促す――
その姿勢は、多くの若者や無関心だった層の心にも火を灯すはずです。
土台が 揺れる音がする
このままじゃ 本当に危ない
言葉を超えて 行動で示せ
日本を守るのは 私たちだ
神代の昔から続くこの国の”礎”が、たった数十年で崩れようとしている。
その現実を目の当たりにしてもなお”無関心”でいられるだろうか?
「仕方がない」なら「やり方」を。
「終わり」だと思う前に「未来」を。
「他人事」ではなく「我が事」として、
国を「守る」ではなく「護る」のだ。
どれだけ逆境に曝されても、
この国を護れるのは、私たちにしか成し得ない。
そんな強いメッセージを感じます。
このタイトル、あまりにもストレートすぎると思うかもしれません。
けれどその裏には、深い愛と誇りがあると筆者は感じます。
それは「怒る権利の肯定」であり、「主権者であることの自覚」であり、「一人ではない」というメッセージでもある。
笑い飛ばすでも、嘆くだけでもない。
“戦う意思表示”を持つための合言葉であり、“行動宣言”でもある。
――それが「なめるなよ!国民を!」に込められた“決意”なのではないでしょうか。
今回は、寿ガールズバンドの楽曲「なめるなよ!国民を!」を徹底考察しました。
この楽曲が訴えるのは、単なる怒りではありません。
それは、私たち自身の内に眠る“責任感”や“希望への意志”を呼び覚ます、
音楽という名の行動宣言です。
「選挙で意思を示せ」「声を上げろ」――その一言ひとことが、
今この国に生きる私たちへの問いかけでもあり、エールでもある。
未来は、待っているだけでは変わらない。
“誰か”が決めるものではなく、“私たち自身の手で選び取るもの”。
だからこそ――
この歌を聴いて、感じたことを、
そのまま心に閉じ込めないでほしい。
あなたのその声が、誰かの背中を押すかもしれない。
あなたのその一票が、社会を、明日を動かす一歩になるかもしれない。
さあ、この歌とともに、あなたも“一歩”を踏み出しませんか?
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
他にも多くの楽曲を考察しています。
そちらもぜひ、ご覧くださいね。
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