【Ado】ビバリウム|歌詞の意味を考察!“欠陥”と呼ばれた私が辿り着いた“光”

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――“箱庭”の中で、夢を見ている。

もし、その中にいるのが“あなた自身”だとしたら――

あなたは今、どんな顔で、どんな夢を見ていますか?

―心に効く、音楽の処方箋―

【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS

今回は、Adoさんの楽曲「ビバリウム」を考察します。

TotalPlayingTime:4:03

▶はじめに

ジャケット出典:公式サイト

Adoさんの楽曲「ビバリウム」は、

2026年2月18日リリースのシングル曲。

出典:Instagram

自叙伝小説の発表と重なるタイミングで公開され、

Adoさん自身が深く関わった楽曲として大きな注目を集めています。

強烈な自己否定。

それでも、遠くにある光を信じようともがく心。

理想と現実の乖離に押し潰されそうになりながらも、

決して「歌うこと」をやめない強い意志――

サウンドは緊張と解放を反復し、

まるで内面の独白がそのまま音になったかのよう。

聴き込むほどに浮かび上がるのは、“虚像”ではなく“生身のAdo”。

この記事では、トレンドとしての話題性ではなく、

この楽曲が現代を生きる私たちの心に何を問いかけているのか――

そのメッセージを、【メンタルエイド】的視点から紐解いていきます。


▶楽曲「ビバリウム」から感じた情景イメージ

AI作成画像

筆者が初めてこの曲を聴いたとき、脳裏に浮かんだのは――

“時空の歪みを突き進むタイムマシン”でした。

出典:写真AC

エンジンは不安定で、機体は軋み、周りの景色も大きく揺らぐ。

それでも止まることなく、未来へ向かって突き進む――

あなたも感じませんか?

この曲は“外側”へ向かう歌というより、

“内側”を高速で掘り進めていくような感覚だと。

閉ざされた箱庭の中で、

自分自身と対話し続ける時間――

それが「ビバリウム」の音像だと、筆者は感じました。


▶歌詞の意味を徹底考察!|自己否定と“光”の物語

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物語は、時間の経過を振り返るような静かな独白から始まります。

鏡に映るのは、理想とかけ離れた自分。

誰かの言葉に傷つき、「望まれたことなんてない」と思い込む心。

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“欠陥”というレッテルを貼られ、

自分自身までもが「紛いもの」だと疑ってしまう。

夢を叶えようとするたびに、

何かを壊してきた。

大切なものを犠牲にしてきた。

後悔で息ができない。

だから、感情を捨ててしまえば楽になれるのではないか――

そんな危うい発想がよぎる。

けれど本当は、

傷の治し方も、過ちとの向き合い方も知らないまま、

ただ“大人になってしまった”だけ。

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舞台は「仄暗い箱庭」。

そこで主人公は、自分の夢を見続けています。

頭の中で鳴り響く、否定の声。

「何もできない」「何も知らない」

繰り返される自己否定。

けれど同時に、

もう一つの声がささやきます。

「君に必要だったのは名声よりも先に、大丈夫の一言だった」

ここが、この曲の核心。

それはきっと、誰か一人の告白ではなく、

“傷ついたすべての人間の本音”なのだと感じます。

さらに印象的なのが、「機械少女の歌」という表現。

それは、感情を削ぎ落としながらも歌い続ける、

“心を守るために機械になろうとした少女”の姿にも見える。

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痛みを抱えたまま、

感情を処理しきれないまま、

それでも機械のように歌う――

その姿は、自己否定と承認欲求の狭間で揺れる

現代人そのものの姿にも重なります。

欲しかったのは評価でも称賛でもなく、

ただ、“存在を肯定する言葉”。

そして終盤、

遠くで揺れていた光が、

「あの日描いた未来」だったと気づく。

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どれだけ迷っても、

どれだけ見えなくなっても、

その光は消えていない。

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だから――

「さよなら まだ 私は 歌わなくちゃ」

これは、逃避ではなく決意。

“欠陥”と呼ばれた私のままで、歌い続けるという宣言です。


▶タイトル「ビバリウム」が意味するもの

「ビバリウム」画像出典:Pinterest

ビバリウムとは、

爬虫類や両生類、昆虫などの小動物を、

その生息環境ごと再現したケース内で飼育・展示するスタイルのこと。

つまり、閉ざされた人工の生態系

楽曲内に登場する「箱庭」は、

まさにその象徴です。

それは、Adoさんが活動を始めた

“クローゼット”という空間とも重なります。

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クローゼットは、隠れる場所でありながら、

世界へと繋がる最初の舞台でもあった。

閉じられていたのは空間であって、夢ではなかった。

ビバリウムは、

閉じ込められた空間でありながら、

命が息づく場所でもある。

それはまるで――

孤独の中でしか育たない感情や才能の象徴のようです。

私たちの心にも、

誰にも見せない“箱庭”があります。

その中で、

私たちは何度も迷い、何度も否定し、

それでも夢を見続けているのではないでしょうか。


▶【メンタルエイド】的視点:この歌の、心への効用

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「ビバリウム」は、こんな心に効く楽曲です。

■ 強い自己否定を抱えている人へ

「どうして何もできないの」と自分を責め続けている人。

この曲は、あなたの内側で鳴っている声を、そのまま音にしてくれます。

“わかってくれる音”は、それだけで救いになります。

■ 他者との関係に傷ついた人へ

欲しかったのは名声ではなく、「大丈夫」の一言。

このフレーズの本質は、

人は“評価”よりも“承認”を求めているということ。

その事実を、そっと教えてくれます。

■ コンプレックスを抱える人へ

箱庭は、閉じ込められた場所でありながら、

夢を守る温室でもある。

あなたの弱さは、

あなたの才能が育った場所かもしれない。

この楽曲は、

「傷を消す処方箋」ではなく、

傷を抱えたまま、生き続けるための処方箋

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聴き終えたとき、

完全に楽になるわけではない。

でも、ほんの少しだけ呼吸がしやすくなる――

それが、「ビバリウム」の効用です。


▶まとめ

ジャケット写真出典:公式サイト

今回は、Adoさんの楽曲「ビバリウム」を考察しました。

「ビバリウム」は、

閉ざされた空間で夢を見続ける“あなた”の物語。

孤独の中で自分を疑い、

強烈な自己否定に苛まれらがらも、

それでも光を見失わなかった心の歌です。

もし今、あなたが

自分の「箱庭」に閉じ込められていると感じているなら――

どうか思い出してください。

遠くで揺れていた光は、

きっと、あの日あなたが描いた未来。

孤独なとき、

どうかこの曲を、あなたの処方箋に。

どんなに自分を嫌いであっても、

それを赦し、優しく包み込めるのは“自分”だけなのだから。

出典:Pinterest

あなたの箱庭にも、きっと光は揺れている――


BRAND-NEW MUSIC DAYSでは

他にも様々なアーティストの楽曲を考察しています。

ぜひそちらもご覧ください。

あなたの“心のリアル”に寄り添う一曲が、きっと見つかるはずです。

しょうらく

現役ケアマネジャー・介護福祉士として活動をしながら、51歳からブログサイトでの情報発信を始めました。音楽を通じて皆さんの心を癒す【メンタルエイド】企画を中心として、ケアマネジャー、介護福祉士を目指す方々へのサポートなど、多彩な企画満載にお送りします。ぜひとも応援よろしくお願いいたします!

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