【羊文学】声~歌詞の意味を考察!「声にならない声」にどう向き合うか/CX系月9ドラマ「119エマージェンシーコール」主題歌

【メンタルエイド】

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今回あなたの心に届けたい楽曲は

羊文学 の  です。

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日本の3人組男女混成オルタナティブ・ロックバンド「羊文学」が、清野菜名さん主演のCX系月9ドラマ「119エマージェンシーコール」主題歌として書き下ろしたこの曲。

画像引用元-Instagram

心地よいメインギターの音色と繊細な中に温かさを抱いた歌声が優しく心に寄り添い、聴き込むほどに自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれる。時に自分の気持ちを上手く表現できないと感じる人にとっては、気持ちを代弁してくれているような楽曲だと筆者は考えます。

今回は、そんな羊文学の楽曲「声」について

歌詞の意味を徹底考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えします。

どうぞ最後までご覧ください。


歌詞の意味を考察!「声」が意味するものとは?

では、歌詞考察に入ります。

印象的な歌詞を一緒に見ながら

考察を併せて読み進めていきましょう!

忘れられたらよかった

今も苦しいのは逃げ出す勇気もないからなの?

わからないまま目を閉じた

「声」 羊文学 歌詞引用

前半部分には過去の傷や痛みを抱え、それを手放せない自分へのもどかしさが感じられると同時に、目を閉じることで自分を守る様子が描かれており、人間が本能的に痛みから逃れようとする姿が見て取れるのではないでしょうか。

たくさんの仮面は何を守るためにあるのか、答えは?

慣れない痛みから自分を守るため? でも

「声」 羊文学 歌詞引用

「たくさんの仮面は何を守るためにあるのか」という問いかけは

人が本音を隠して生きる理由を探るようなイメージ。

「慣れない痛みから自分を守るため」という答えを出したけれど

「でも」という言葉から『本当にこのままでいいの?』と自問自答し

あらためて本音と向き合おうとする様子が窺えるのではないでしょうか。

こういった想いを踏まえ

サビへと向かいましょう!

あなたが呼んでる 声が聞こえてる

私は怯えても呼び返す 何度でもこの声で

どんな深い闇の底でも

必ず行くと誓うから覚えていて

「声」 羊文学 歌詞引用

一番メインになる部分なので、これまでの想いを集約した考察にしました。

ご覧ください。

どんなに苦しく、厳しい状況であっても
凍えそうな心で、不安を抱えていても
勇気を出して、「声」を聴かせてほしい。

その「声」は深い闇の中で
どんなにか細く弱々しいものであっても
必ずあなたに希望の光を照らし
今までとは違う明日へと導いてくれるはずだから…

こんな感じになるでしょう。

1番で表した考察をふまえ

このまま2番以降の考察へと進みます。

あの日くれた言葉 いつも考えてる

小さな戦いなの、日々は言うほど単純じゃない

確かな道なんてどこにもないと知ったけど

それでも、ずっと消えない理由がそこにあるのなら

「声」 羊文学 歌詞引用

この歌詞群を要約して考察すると

こんな感じになります。

日々の暮らしにおいて繰り返される小さな葛藤や戦い。
その中で感じる「生きることの難しさ」「割り切れない感情」…
あらためて思う「人生において正解など何処にもない」のだと。

でも、時に孤独を感じ、時に打ちひしがれることがあっても
ジグザグながらも前へと進もうとする理由があるとしたら
これまで生きてきた中で、誰かがくれた1つ1つの言葉が
私の背中を押しているからかもしれない…

あなたが呼んでる 声が聞こえてる

私は迷いなど放り投げ、祈っていた ただ強く

「声」 羊文学 歌詞引用
また、「声」が聞こえる。
その声は「言の葉」となって、私を導いてくれている。
その言の葉を集め、私は強く祈る。
『もう、迷わない』と…

2番のサビの部分は、こんな感じの考察になります。

いよいよ佳境に入ってきます!

このまま続きを一緒に見て行きましょう!

人生を語るふりをする人たちすら誰も

ラストシーンは知らない

癒えない傷を背負ったまま歩き続けてる

危うさや脆さは、何を私に問いかけるだろう

「声」 羊文学 歌詞引用

ブリッジ部分の歌詞には

ある意味において「人生訓」がイメージされます。

考察は、こんな感じです。

『人生とは何か』を分かったふりして語る人すら
『未来はどうなるのか』など知る由もない。

誰もがみな、心の傷を隠し、重い十字架を背負いながら
少しでも明るい未来を信じて生きているのだ。

これから先の未来を思う時
すべてが眩い光ではなく、深い闇でもないとすれば
未来をどうしたいのかを決めるのは、自分自身の心にある。

こういった感じになりますが

最後のフレーズにおいて、新たな問いかけになっています。

少し掘り下げた言い回しにすると、こんな感じではないでしょうか。

人生の歩みの中で“危うさ”や“脆さ”と直面した時、私に何ができるのだろうか…?

この問いかけが、楽曲「声」の核心部分であり

この歌が伝えたい想いの本質につながっていると筆者は考えます。

ここまでお伝えした考察で分かっているのは

「声」=「言葉」だということではありますが

もっと深い部分に真意があるように筆者は感じます。

問いかけの真意は何なのか?

声とは一体、何を意味しているのか?

この後の「結論」をご覧ください。


結論:伝えたい想いの本質は「声にならない声」にどう向き合うか。である

感情や思考を言葉に変え、口から発するもの。

これが、一般的には「声」ということになります。

人は互いに声をかけ合い、言葉のキャッチボールをすることで想いを伝え合い、言葉の意味を理解して行動に移す。といった流れになりますが、であればサビの最後のフレーズ“待っててほしい”“一緒に進もう”などといった具体的なものになるはずではないでしょうか。

しかしながら、楽曲の歌詞は

“覚えていて”、“信じてほしい”といった抽象的なものになっている…

ここに“危うさ”と“脆さ”を加えて考えると、こんなことが言えます。

  • 目に見えるもの、耳に届く声だけに反応することの“危うさ”
  • 思いを頭で考えることに慣れ、勘違いした挙句それを信じ込む“脆さ”

このことを踏まえ、先程の問いかけを見て行くと、伝えたい想いの本質は「声にならない声」にどう向き合うかであり、その答えを示すとすれば「本当の気持ちにリーチする言動をする」になると筆者は考えます。

画像引用元-Instagram

“エマージェンシーコール”とは

緊急事態を知らせる呼び出し音のことであり

生死を分ける重大な局面において、必死に伝えられる“声にならない声”

ドラマのタイトルや内容などから見ても

伝えたい想いの本質が「声にならない声」にどう向き合うかだと分かるでしょう。


まとめ

配信ジャケット 画像引用元-ナタリー

今回は 羊文学 の  について

歌詞の意味を徹底考察し

この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。

BRAND-NEW MUSIC DAYSでは

この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので

そちらの方もどうぞご覧くださいね。

しょうらく

25年に亘った福祉業界でのキャリアをすべてリセットして、51歳からブログサイトでの情報発信を始めました。メンタルケアや介護福祉業界の本質をお伝えする内容、生活情報やエンターテイメントなど、多彩な企画満載にお送りします。ぜひとも応援よろしくお願いいたします!