【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回、あなたの心に届けたい楽曲は
緑黄色社会 の Mela! です。
歌詞の意味を考察し
この歌が伝えたい想いの本質と、その真意をお伝えします。
2012年に結成された、日本の男女混成4人組ポップ・ロック・バンド緑黄色社会が、2020年に発表したアルバム「SINGALONG」の3曲目に収められているこの曲は、日本テレビ系情報番組「スッキリ!」の企画として開催された「ダンスONEプロジェクト」の課題曲として一気にブレイクしました。
軽快なリズムとキャッチーなサウンド、軽やかに奏でられるメロディーラインと爽快感溢れる歌声が心を躍らせ、自然と身体が動き出して心も身体も癒されていく…
自分の胸に秘めたる想いを
ほんの少しでも出してみようとする勇気を与えてくれる
そんな楽曲なのではないでしょうか。
では、歌詞考察に入ります。
楽曲タイトルの「Mela!」は、歌詞に登場する「メラメラとたぎる想い」を表現したもの。
この言葉から「Mela!」とは「胸に秘めたる想い」であることが分かりますよね。
印象的な歌詞をいくつか見ていくと
さらにその想いがはっきりと分かります。
今なんじゃない?
メラメラとたぎれ
眠っているだけの正義
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ryokuoshokushakai/mela/
信じてばかりの僕と
信じることが怖い君と
どちらが正しいのかなんて
誰にも分からないさSource: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ryokuoshokushakai/mela/
補い合えた暁には同じ夢を見たい
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ryokuoshokushakai/mela/
だけど見るべきはリアルだ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ryokuoshokushakai/mela/
今こそ僕が救けるんだ
抱えないで信じて頼ってほしいんだ
今なんじゃない? メラメラとたぎる
こんな僕にも潜む正義が
どうしようもない衝動に駆られて
ほら気付けば手を握っている
いったいぜんたい
そんなに荷物を背負い込んでどこへ行くの
ねえねえ待って 僕にちょっと預けてみては?
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ryokuoshokushakai/mela/
掲げた5つのフレーズ。どれもが「僕の胸に秘めたる想い」ですが
その想いを抱く理由が君のヒーローになりたいからであることは明白。
そこで気になるのが「今なんじゃない?」という言葉。
誰に対して言っているのか?
イマイチ一歩を踏み出せないでいる自分に対してだと筆者は考えます。
君のヒーローになりたいという願いを叶えるためには
君のヒーローになれるという僕の自信と
あなたが私のヒーローだという相手の想いとが一致しなければいけない。
であれば、僕がしなければいけないことは2つ。
言葉と行動で示すこと ではないでしょうか。
そして、その言葉と行動に自信と強さが備わった時
初めて「君」は僕を信じてくれるようになり
晴れて僕は君のヒーローになれると筆者は考えます。
僕が君のヒーローになりたいと願うのであれば
自分にできる精一杯の言葉と行動をするのは「今なんじゃない?」
僕はそう自分に問いかけ、一歩を踏み出す勇気を以て
その想いを成し遂げていったのだと筆者は考えます。
そして冒頭部分と大サビの最後に登場する
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ
というのはそれぞれにおいて意味が違っています。
どういうことなのか?
冒頭部分は「想い」であり、大サビの最後は「言葉と行動」を表しているからです。
信念を抱きながらも言葉や行動にすることに空回りしてなかなか思いを成就させられなかった僕…
君のためにできることを考え、それをまず行動で示しながら懸命に支え続け、どんどん自信と強さを身に着けていくことで「今ならきっと、本当にヒーローになれる」と確信し、その想いを君に告げる。
そんなイメージが浮かんでします。
だからこそ、この楽曲は最後まで聴いた時
晴れやかな気持ちになるのではないでしょうか。
歌詞考察は、ここまで。この後は「総合考察」になります。
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質を
「誰もがヒーロー!誰もがヒロイン!」とした真意をお伝えします。
ヒーローやヒロインとしてイメージされるものは
「カッコいい」
「隙がない」
「弱きを助け、強きをくじく」といった感じでしょうか。
筆者も幼い頃には仮面ライダーやゴレンジャーなどに憧れたものです。
(年がバレてしまいますね…まぁ気にしない気にしない(笑))
愛する人や大切な仲間にいつも「おんぶに抱っこ」の状態で
「私にも何かできることがあるのでは?」とは思っても
「やっぱり自分には何もできない…」と尻込みしてしまうことが
筆者にも経験がありますので気持ちはよく分かります。
憧れを抱くのはきっと
「キラキラと輝いていて特別な存在」のように感じているからでしょう。
でも、ここで考えてもらいたいのは
「ヒーローやヒロインは特別な存在なのか」ということです。
この3つが日々の暮らしの中で大切なことではありますが
この中には「カッコよさ」「隙のなさ」などは何処にも見当たりませんよね。
察しの良い方ならお判りでしょう。
あなたが特別な存在だと思っている
ヒーローやヒロインがやっていることは
すべて「あなたにもできること」なのです!
もちろん手刀からビームなどは出ませんよ。
それはテレビを観ている人に分かりやすいように演出しているだけのことです。
「私には何もできないから…」本当にそうでしょうか?
「あなたにしかできないこと」は必ずありますよ。
どうしてか?
あなたの言動や表情、仕草などはすべて
あなたの「唯一無二のもの」だから。
例えば「私はただ、話を聴くくらいしかできないから」であれば「話を聴くことができる」になりますし、「側にいることしかできないから」であれば「側にいることができる」になります。
「あなたが話を聴くこと」「あなたが側にいること」に
誰も代わりは居ませんよね。
これこそが「あなたにしかできないこと」になると筆者は考えます。
カッコよくなくたって
キラキラしていなくたっていいのです。
あなたにできることが
愛する人や大切な人の心を癒したり
笑顔にしたりできるのであれば
あなたはその人にとって紛れもない
「ヒーロー」であり「ヒロイン」なのです!
これからの時代は「共生・共成社会」。
自分と他人とを比べて優劣を付けるのではなく
お互いにあるがままを認め合い、満たされ溢れるものを分かち合い
足りないものを補い合って進んでいく社会になっていきます。
愛する人や大切な人たちがくれる優しさや笑顔が
あなたの心をぬくもりで満たしてくれるように
あなたの優しさや笑顔もまたその人たちの心をぬくもりで満たしていきます。
今を生きる誰もがヒーローであり、誰もがヒロイン。
そのことを、この楽曲は4分09秒の中で伝えたかったのではないでしょうか。
筆者がこの歌が伝えたい想いの本質を
誰もがヒーロー!誰もがヒロイン!とした真意が、ここにあるのです。
今回は 緑黄色社会 の Mela! について
歌詞の意味を考察し、この歌が伝えたい想いの本質をお伝えしました。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
この他にもたくさんの楽曲をご紹介していますので
そちらの方もどうぞご覧くださいね。