――何度だって構わない。立ち上がり、進め!
そう、“こっから”――
【メンタルエイド】BRAND-NEW MUSIC DAYS
今回考察するのは、
SixTONESの楽曲「こっから」です。
「こっから」は、高橋海人さん・森本慎太郎さん主演のドラマ
「だが、情熱はある」の主題歌として発表されました。
彼らが歌うのは
「平凡に生まれた自分でも、ここから始められる」
という希望と挑戦のメッセージ。
この記事では、楽曲イメージやタイトル、歌詞の意味を丁寧に深掘りし、
この歌が現世に伝えたいメッセージを紐解いていきます。
初めて聴いたとき、筆者の脳裏に浮かんだイメージは――“デコトラ”。
カラフルに輝く装飾を施し、夜の道を疾走するトラック。
まっすぐで豪快、でもどこか人間臭い。
そんな存在感が、この楽曲に重なって見えたのです。
疾走感あるビート、ユーモラスでリアルな言葉選び、
そして「こっから始まんだ」と何度も繰り返されるフレーズ。
その全てが、聴く人を鼓舞しながらも肩の力を抜かせてくれます。
この曲は、
「完璧じゃなくてもいい」「燃料が空っぽでも、とにかく転がっていけ」と
背中を押してくれる、青春の応援歌。
笑ってしまうほど泥臭く、でも眩しく輝く――
まさにデコトラのような存在感を放っているのです。
※本記事では、JASRAC管理楽曲のため、すべての歌詞は掲載していません。
詳しく知りたい方は、音楽配信サービスや歌詞検索サイトでご確認ください。
では、歌詞考察に入りましょう。
歌詞を要約すると、こんなメッセージが込められています。
筆者が特に印象的と感じたのは、
「I can’t be someone else」というフレーズです。
直訳すると『私は誰かにはなれない』という意味ですが、楽曲ではここから転じて
“誰かになろうとする必要はない。自分のままで突き進め”という
強烈な自己肯定へとつなげています。
その叫びがあるからこそ、
「どうしようもないままが自分なんだ」という歌詞に説得力が生まれます。
そして何度も繰り返される「こっから始まんだ」。
これは一度きりではなく、何度でもスタートを切れる合図を意味します。
挫けても立ち上がれば、また“こっから”。
そんな人生のリセットボタンのように響いてきます。
タイトル「こっから」は、
無限に開かれた未来の入口を指し示す言葉だと筆者は感じます。
そして、「こっから」という言葉は、
私たちの心に非常に近い位置に感じられるのではないでしょうか。
それは「ここから」という標準語ではなく
「こっから」という方言で示していることにあると筆者は感じます。
“ここまで来たから終わり”ではなく、“ここからが本番”。
方言を交えて砕けて言うと、
“ここまで来たから終わり”やなくて、”こっからが本番”。
人懐っこい表現の中に
『一緒に行こう!』という
温かい誘いが込められているように感じます。
SixTONES自身も、キャリアの節目ごとに新たな挑戦を重ねてきたグループです。
だからこそ、この言葉には彼らのリアルな決意が宿っていて、
その“想いを一緒に分かち合おう”
というメッセージが込められているのではないでしょうか。
今回は、SixTONESの楽曲「こっから」を考察しました。
SixTONES「こっから」は、不完全さや葛藤を抱えながらも、
自分らしく転がり続けることの大切さを歌った楽曲です。
まるでネオン輝く“デコトラ”のように、泥臭さと煌びやかさを併せ持つ歌詞世界。
それはファンだけでなく、夢を追うすべての人に
「笑っても泣いても、こっから始まんだ」と声をかけてくれる
メッセージソングだといえるでしょう。
あなた自身の「こっから」は、どこから始まりますか?
今日が、その一歩目かもしれません。
BRAND-NEW MUSIC DAYSでは
他にも多くの楽曲を考察しています。
そちらの方もどうぞご覧くださいね。
This website uses cookies.